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クリスタル商会本店と貸し倉庫街をワイゲン公爵からゲット3




 なんだかリオさんが赤い顔をしてるな~、どうかしたんだろうか?、 


 少し気になったけど取りあえず。クロエに報告しなきゃな~、


 虚ろな顔をしながらどんよりした気持ちになっていた。 

 クロエがゲームのキャラクターだと理解してるのだが、どうやら強気な女性が苦手なクリスだったりする。


 またどこか天然なクリスは、あまり自分の容姿とかには無頓着なところがあった。

 なので女性の扱いは、母や義理の姉に仕込まれているので、すごく紳士的であるのだが、恋愛にはまだまだ子供であるため。

 どこかの鈍感系な転生者のようになりつつあるもあるいは、仕方ない事なのかもしれない。








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★サミエル視点




「クリス君、また出かけたわね~」

「まあ~ね~、ちょっとクロエはやり過ぎだけどね。クリス君なら何とかしてくれそうな気がするのよね~、あの子も厄介なのに捕まるのはあれは何かしら」


 私もちょっと今回はやり過ぎた感を感じつつ、他人事ならなんとでも言えるのだ、ついつい自分達のことを他所に希望的な甘々な事とか述べていた。


「・・・~ん、厳しい気がするけど、クリス君って、あの年で強かなところもあるし~。なんか悪いようにはならないかも~って、思ちゃうのよね~」

「へえ~、セリシアにしては高評価ね」

「それはそうよ~。とても高校生には見えないくらいはしっかりしてるし、わりと男気もあって気弱なところはあるけど。芯があるから、皆からも信頼できるんだもん、そんな男の子なんて凄く珍しいもの~、期待の一つや二つしたって良いじゃな~い」

「まあね~。でもクリス君って、まだ未成年だから、貴族相手では分が悪い気がするわ~」


 改めて思いだすとクリス君の年齢を感じさせない強さと、自分の年齢を忘れていたことに自分でもちょっと驚いていた。


(クリス君って、頼り概もあるし、変に束縛とか、規律とかうるさくないから、一緒にいるのが楽なのよね~。)


 ある意味クリスは、今時珍しい少年であった。








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★とある視聴者視点




9月16日。



 あの衝撃は今でも忘れられない。


 ネットの熱気を何と言えば良いのか言葉につまるが、未だに楽しかったとしか言えない物だ。


長年課金プレイヤーとして、色々なゲームでそれなりに楽しんでいたが、


『ゲームの視聴閲覧数上半期トップ』

『USAゲーム大賞受賞』


前代未聞のNPCによるYouTuberネット配信は世間をあっと言わせた物だ。


 そのお蔭かゲームアース・イン・エンドアースのAIが優秀だと噂になるほどである。

 そのせいかゲット会社の株価が連日ストップ高となっているようだ。


 こうしてまた一人、VR機器にエンドアースをロードして、プレイヤーが一人増えて行くのであった。





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