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ようやく後方にもどります。




 みんなが歓喜の大騒ぎするなか、クリスだけは安堵していた。


(はあ~、運に助けられたな~、みんながいたからなんとか王様の無茶振りをこなすことが出来たよ~、)

 そろそろゲーム時間で5日目もようやく終わるけど・・・、


(ちょっと疲れたかも)


 勿論、クリス達のワールドアナウンスを聞いたプレイヤーは多い。


 これから第一師団と共に。王城に突入するプレイヤー達は意気込む、クリスは先ほど聞いた。元闇ギルドから中立の賞金稼ぎとなったプレイー達も気になったが・・・。

 これで終わると良いな~。

なんとなく嫌な予感がしたクリスだった。


 そうクリスの嫌な予感は的中することになる。これから壮絶な競争と争いが始まろうとしていた。


センリ「俺達は一度クランハウスに戻るよ。クリス・・・、また近い内に」

「うん!、今度はゲーム内だからさ練習試合やろうよ」

「・・・そうだな、楽しみにしてる」


 ここで初めて、少し嬉そうな朗らかな笑みがセンリの顔に浮かんでいた。


アリス・リリステ「クリス君、またね~」

オバチャン「ウフフフフ、お疲れ様、また家の子と遊んであげてね~」

リステンテン「・・・あれだけの破壊力をもたせるには・・・」

剣五郎「世話になったな、また会うこともあろう」

ジジイ「小僧、お前は面白い星に恵まれておるのかもしれぬな、さっきの技はゲームならではであろうが・・・、振るった剣に相手を思う気持ちが乗った見事な一撃であったぞ!」

「・・・(そうか伝わる人も居るんだね)ありがとうございますジジイさん」

「カッカカカカカカ、もし叶うなら小僧の祖父殿と手合わせしたいものよな」 


 それだけ告げるとエンドアース最大クランである。明星は颯爽と去って行った。


イカホ「今回は色々楽しめたノシ、今度はクエストでも誘うのだイカ」


 イカホさんとアドレス交換をした。


イカ娘『『『またね~イカ!』』』

リリイカ「まっ、またね~いっ、イカ?」


 相変わらずなようだ。


ザコタ「さて俺達は炊き出しに向かうぜ、またなクリス」

『『『またなヒャアーハァー!?』』』

ドブネズミ「またでゲス」


 クラン世紀末弱者は、弱者のために歩みを止めないようだ。それと初めて名前を呼ばれて面映ゆいかも。


カガリ「ふう~、まあ~面白かったぜ、またなクリス」

「はい、カガリさんもお疲れ様でした」

「おう!」


 翼撃の剣士団が離れるとレイドも解散である。

 長かったような、短かったような不思議な寂しさを覚えた。


クリス「リオ、セオ助かったよありがとうね」

ヒタチ「二人とも凄かったな~、特にリオさんは大活躍だったしな~」 

ヒナタ「そうそう、あの濃い面子の中で大活躍とか、凄かったね~」

「あっ、ありがとう・・・」


 ほんのり顔を赤くしたリオに、驚くセオだった。


ヒタチ「なあ~、二人はクランとか入ってるのか?」

セオ「いえ、まだ王都に着いたばかりで決めかねてました」

「おっ、マジかよ~、あれだけの活躍したらよ~、これから色々と大変だろうな」


 珍しくヒタチとヒナタの顔が嫌そうな顔になる。


ヒナタ「特にへんな粘着プレイヤーとか、ノルマを化す面倒な奴とかいるから大変よね~」


 二人の言葉に今さらながらこれからの事に思いやる二人は顔を見合せていたが、段々とリオ、セオの二人の顔が嫌そうな物に歪む。


「なあ~クリス、俺達の時みたいに仮のメンバー登録してやったら?、それで二人が気に入ったクランに、入る時間稼げるだろ?」

「おっ~、ヒタチにしては、良いこと言ったわ!」

「おいおい、してははないだろ~、でどうよ」

「僕としては構わないよ~。リオ、セオの二人さえ良かったらだけどね」


 確かにヒタチにしては、ナイスな気遣いかな~、僕としてはそのままうちに入ってくれても嬉しいし。 


 せっかく知り合いになれたんだ。楽しんで貰いたいからね。


『『お願いするわ』します』


 こうして新しい仲間が増えた。まだ仮のメンバーだけどね。


ようやく僕はワイゲン公爵様の元に。報告に戻る事にした。

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