フレッシュなゴーレムが上手に焼けました!
オバチャン「あら?、何だかいい匂いしてきたわね~」
アリス・リリステ「言われてみれば確かに」
リステンテン「何だか美味しそうな匂いですよね~」
現れた瞬間を、リオの【古代魔法】【焔】にこんがり焼かれて、辺りに香ばしい香りが漂っていた。
炎が鎮火すると、
ウゴゴゴゴゴゴ・・・・・。
全身こんがりきつね色に焼かれたフレッシュなゴーレムさんが出来上がっていた。
ザコタ「・・・上手に焼けましたとか?」
『『『ぶふっ』』』
ドブネズミ「ぎゃあははははははでゲス!」
魔方陣から立ち上がろうとしたところに、食らったせいか何だか動けなくなったフレッシュなゴーレムさんが、滑稽に見えてザコタさん達の笑い声が引き金になって、
『フフフフフ』
『ばっ、バカやっ、止めろよ、プッ』
『ぎゃあはははははは!?』
笑いの渦が止められなくなることってあるよね~、あれが起きた。フレッシュなゴーレムさんには悪いけどね~。
だって、出落ちって、ボスの出落ちって、
「ぶふっ・・・」
「なっ、なんだよそれ・・・ぶふっ」
「・・・・・・・」
涙目でこらえるヒナタも笑いを堪えるの必死で、でも肩が震えていて台無しである。
リオ「フフフフフ~、私最強!」
セオ「姉さん・・・」
リオだけはぶれないタイプなようだ。なんだか薄い胸張っていた。弟のセオの諦めにも似た顔がまた笑いを誘い。
しばらく爆笑が続いた。
この時の配信に運営は、
『放送事故ではありません』
とコメントして、全世界に配信すると。
わざわざどうしてwwwったのか、注釈をつけたと言う、問題回というか、予想外な結末に俗に言う『いいね』が多数送られたとか、噂も出たりした。
そこは運営だけが知っている秘密であった。
しかし今回の失敗?、から怒ったのか知らないけど、世界版のエンドアースにこの時とレベルダウンしたフレッシュなゴーレムさんを出した。イベントを開催したのだが、
阿鼻叫喚の嵐が訪れたのは、また別の話である。
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センリ『・・・・クリス、魔方陣を、ぶふっ』
『ああ~、了解~』
生真面目そうなセンリはおろか、剣客のジジイさんまでヒーヒー言ってばか笑いして、先に進めないからね。
僕も腹筋があったら痛くなるほど笑ったしイマモ気を抜くと絶対笑う自信があった。
なのでさっさと、緊急レイドクエストを終わらせる事にした。
「【闘気】」
『01:59』
カウントダウンが始まった。