イカホの開眼とイカ娘達の変身
カガリの合流によって、癖の強い面々が、かちりと歯車が噛み合ったように動き出した。
特に水魔法の使い手であるイカホの魔法は、直接の攻撃よりも相手を翻弄する嫌がらせこそ真骨頂である。とカガリの言葉で思い出す事が出来た。
イカホ(そうだったノシ、僕は、僕のキャラは!、頭を使って意表を突くのが本良だイカ!)
ただド派手は大津波ばかり使ってたので忘れがちだが、水魔法にはフィールド魔法等使えば、レイドの時など様々なバフ効果が与えられるのだ。
イカホ「【水の世界】」
イカホが特に力を入れていたのが、イカ娘達の属性変化による。
属性&特性アップと体力の微回復であった。
イカミ「キタキタキタ!ノシ~♪」
スミカ「へえ~ん~」
コウミ「しん!」
リリイカ「なの、ノシ!」
イカ娘達四人のコシュチュームがまさに変化した。
エンドアースの世界には様々な種族が存在する。
大まかに人間、エルフ、ドワーフ等が有名である。
中には獣人のような種族もいる。
しかし中には、モンスター寄りの特性をもった種族として、レア種族が存在している。有名どころではバンパイアとかハーフであろうか、言わずと知れた闇の住人である。
そんなモンスター寄りの特性を持った種族は海にもいた。
オルカ族、人魚、マーマン、そして・・・。
クラゲ系の等の複腕を持った種族、スキュラ等である。
そして・・・。
このゲームでは、課金するとアバターも色々と弄れたりする。
イカミ「せ~の~」
『『『『四人合わせてイカ娘で~す♪』』』』
イカホ「行くだノシ!、【召喚】」
青い水のフィールドが、王都全体を包むなか、巨大な魔方陣が水の上に現れた。
イカ~~~~ヨ、よろしくネエ~ン♪。
巨大なクラーケン?、嘴の所が真っ赤に塗られ、吸盤の一つ一つからカラフルな発光色でキラキラしていた。
アリス「あれは・・・なんなのよー!」
この場にいる全員が思ったもっと凄いのが現れたと。世紀末弱者が霞んで見えるほどなんかコユイ何かが召喚されたのだった。
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★イカ娘リーダーイカミ視点
イカミ「あはは!、リーダーやる~!」
スミカ「えへへへ、まさか最初のライブがこんな大勢の前なんて緊張しちゃうよ~」
コウミ「・・・大丈夫、あれだけ練習したもん」
リリイカ「ですです!、みんな~ノシ」
『『『イカ~!?』』』
あらあらみんなやる気ね~
イカミ「クラ姉さん!、最初は『マイダーリン』」
おまかせ無さ~い!、
何処から出してきてのか、巨大なクラ姉さんは、色々な楽器を複腕に乗せて軽快な音楽を奏で出した。
イカ娘『マイダーリン』は、アニメの途中でイカ娘達の思いが募った時に流れるアニソンである。
行くわよ~ん
バチコンと巨大なクラーケンことクラ姉さん器用にウインクを飛ばすと。複腕にある吸盤が、ネオンというか、
オバチャン「あらあら照明付きなんて本格的ね~、ウフフフフ♪」
なんだか楽しげであった。