ノシ、イカ!?
リアル戦国無双にクランイカの香りことイカホとイカ娘達も唖然とした。
イカホ「いや~、強いと聞いてたイカが、あそこまでとは驚いたノシ」
『『『『ビックリです~』』』』
素に戻っていたイカ娘達だった。
イカホ「このまま見てるのも面白くないノシ、全体魔法使うノシ!」
『『『『イカ!?』』』』
初めて四人のイカ娘の気持ちが一つになった瞬間だった。
イカホ『全体魔法行くイカ~、気を付けてノシ!』
チャットで知らせられた三人はギョッとして立ち止まる。
イカホ「行くノシ!」
イカ娘『『『『【ユニゾン】』』』』
魔法使いのスキルに合体魔法と言うのがあった。【ユニゾン】のスキルはその名前の通りパーティーメンバー全員が同じ魔法を同じタイミングで放つ、かなり強力な魔法である。
イカホ「深海より暗き水よ。父なる海の怒りを知れだノシ!【大津波】」
『『『『【大津波】!?』』』』
しかもイカホが使う魔法は戦略クラスに該当する。範囲魔法である。
それが四人のイカ娘のユニゾンが組み合わせれば、殲滅クラスの大魔法と化すのだ!。
センリ「ジジイ、剣五郎死ぬ気で戻る!?」
ジジイ「カッカカカカ!、あやつはバカか、味方ごと押し流す気とはの~」
剣五郎「二人とも、これはゲーム、レイド組んでるからダメージは受けない」
センリ「・・・・・・・」
ジジイ「・・・・・・・」
二人は何とも言えない顔になった。
どうやらイカホに注意するように言われただけだったようだが、
今まで他のクランとレイド組んでる経験が無かったセンリとジジイが慌てたと言う話らしい。
孫と祖父が揃って赤い顔をしていたのは見ていた観戦者と剣五郎だけであった。
それはさておき、城を覆うほど巨大な魔方陣から膨大な水によってひしめきあっていたオークが、水に流されていった。
イカホ「これで少し時間が稼げるといいノシ」
イカ娘『『『『イカホ!?』』』』
意外と過激なイカホとイカ娘達であった。
オバチャン「あらあら派手にやったわね~、水系なら私達もやれそうね~」
アリス「あちゃ~、これクリス君達来る前に終わるんじゃ無いかしら・・・」
どうも灰汁のツヨイプレイヤーしかいないようだ。果たしてクリス達が間に合ったかは、これからの話であった。