癖の強い面々3
クリス達が、中町の冒険者ギルドに到着すると同時くらいに。
ザコタ「待たせたな、ヒャアーハァー!?」
『『『ヒャアーハァー、弱い者を救出だ~!』』』
『出た!、色物集団』
『これこそマッドな世界!』
『ゾンビ、ゾンビをだせ!』
某アメリカ~ンな人達から、妙に人気であるヒャアーハァーしてる見た目に反して弱い者の味方であるクラン、見た目は、某世紀末覇者に出てくるような雑魚キャラ軍団であるのだが、全員が好い人の集団である。
しかも活動内容は、弱者の救済活動をしているという、まともな団体なのだが・・・、
見るからに奇妙な色物団体である。
だがわりと人気があるのも本当である。
ザコタ「待たせたな、幼女の守護者よ」
髪型はあれだが、声からも分かるがいい声をしていた歌もハイトーンボイスで上手く、女性や子供に優しさがにじみ出ていた。
なによりも顔立ちが整って見えることから、隠れイケメンとの噂もある。
「ザコタさん。またお願いいたしますね!、でも今回は姐さん達は裏方でして、このメンバーの参加になります」
「ほほ~う、そうか、そっちの二人は・・・、あの時の、元気そうで何よりである。ヒャアーハァー!」
『『『ヒャアーハァー!?』』』
リオ、セオの体がビックとなった。かなり驚いたようだ。
リオ「あっ、ありがとう・・・」
セオ「よっ、宜しく・・・」
しどろもどろになりながら、きちんとペコリ頭を下げていたが、やっぱりなれないのかアンビシャス君の後ろに隠れた。
まあ~、あの見た目に慣れるまでにはそれなりの時間掛かるからな~。
クリス達はすっかり慣れてしまっているが、見た目はあれだからしかたないことでもあった。
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N・ライチ・アーチボル【最強】
★『海原道三』視点
有名クラン2つが合流したとたん、コメントの勢いが増した。視聴者は400万近い人数となった。
(国内より、海外の視聴者が増えてるな~)
『おっ、あれはリアルハーレムパーティー登場だ』
『くそ、リア充爆発しろ!』
『なんでうだつの上がらなそうなあんな男がモテル!』
『ジーザス!?』
『ガッテム』
『シット!?』
野郎どもの怨念がコメントに色濃く込められていた。
(まあ~、分からなくはないが、でもあの人、本当に付き合うと好い人らしいからな~)
翼撃の剣士団のカガリ、リアルハーレム野郎と二つ名で呼ばれるプレイヤーである。
カガリ「ふう~、よお~、久しぶりだな」
クリス「あっ、カガリさんお久しぶりです」
カガリさんとはお金のダンジョンのレイド以来になるのかな?、
それにしても・・・・。
『『『・・・・・・・・・・・・・・・・・』』』
見事に女の子ばかりしかいないな。
リアルハーレム野郎こと、カガリさんの翼撃の剣士団は、リーダーのカガリさん以外。
女の子ばかりのクランという珍しいクランだ。
イカホ「待たせたノシ」
イカ娘『『『イカ!?』』』
イカ娘『いっ、いか?』
クランイカの香りも合流してきた。
ますます混沌としてきたような・・・。