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連休前に


 土曜の午前中。



小学生までは、週休二日だったのだが、四年生の頃から土曜の午前中まで、学校があるようになった。



高校になると、部活動もあるためお昼休みの後に、


五時間目はなかなか眠気を誘う。体育ならまだしも歴史とかになると厳しい時間帯だ。


「連休中は、節度ある行動を忘れないように、特に繁華街には時として危険もある。気をつけるように」



 クラス委員の女子。未だに名前が分からないが号令、一礼してから。僕はクラスから下駄箱に向かった。





◇◇◇◇◇◇◇◇




「お兄!」


ベッキーが待っていた。両親に替わって連休前の特売に行くわけだ。


でも少し待っていたベッキーの機嫌が悪そうだ。


気の強そうな顔立ちだけど。美少女の部類である。またナンパされたのかなやれやれ、



仕方ないか、たまにはね。




ベッキーを連れて、外装はシックな装いの喫茶店に入った。


「へえ~、お兄のくせに、意外と趣味がいいじゃん」


「ありがとう」


「いらっしゃい」


 老年に差し掛かった。品のよいマスターが、メニューとお冷や温かい御絞りを置いて行く。


ケーキセット1280やや高めだけどたまにはね。


「珍しいね」


「この間叔母さんと買い物デートしたからさ。今度は可愛い妹孝行しないとね」


「ふ~ん、そっか」


素っ気ない口振りだけど。口元がモニョモニョしてるから。多分嬉しがってるのが分かるよ。でもさ指摘はしないよ。


余計なことしたら。殴られるか、蹴られる。しばらく口も聞いてくれなくなるからね。難しい年頃だよ。






◇◇◇◇◇◇◇◇




 母さんに頼まれてた特売の玉子お一人様1パック148を二つ。


牛肉、白滝、ネギ、玉ねぎ、ニンジン、椎茸、水菜、そう今日はすき焼きだ。母さんとベッキーが食べるから。


「牛肉一キロは少ないよ~。お兄やっぱり豚さん一キロとうどん3袋は必要だね♪」


「あっ、うんそうだね(父さんと僕には胃薬も必要かな~)」


 嬉しそうに食材の山を見てるベッキーに。そっと溜め息を吐いていた。









◇◇◇◇◇◇◇◇





 この日は、父さんの帰宅も早く。少し早めの夕食に。母さんとベッキーの機嫌も良くなる。たまにはね家族で贅沢な気分を味わいながら。僕と父さんはぼそぼそ楽しんだ。





━━━━━━━━





 夕食の後、数学の宿題を済ませ。明日は古文の宿題をするのに図書館に行くつもりだ。


「よし、遊びに行くか」


 エンドアースにログインした。





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