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ああ~っ、スゲー疲れました~



 王様や公爵様達との宴会なんて一般人の僕が参加するもんじゃないよ~。

 だって、スゲー疲れるもん。でもようやく解放さ!て一安心ですよよ。

 

皆がいる天幕に入ると。


『プレイヤーの一人が、ランベルク王国の正式な貴族に叙任されました。これにより新たなストーリーも解放されます』


 ワールドアナウンスが流れた。これ僕が貴族になったのバレバレだよね~。


 どっと疲れを感じたクリスだった。

 だって、みんなニヤニヤしてるもん。


「やっぱりクリス君はクリス君よね~」

「お兄!、やったね~!」


 セリシア姐さんは諦めた風に、ベッキーはなぜか喜んでる。こいつだけは良く分からないが、テーブルにあった大量のフルーツが消えていた。


「あっ、お兄!、フルーツお代わり頼んでね~、貴族様になったんだから大丈夫だよね~」

「お兄さん!、私頑張りますから!」


 ベッキーのはいつものことであるが、食い気に舵を切る辺りゲームでも食いしん坊らしい、でもその横で、鼻息荒いウータンはいったい何を頑張るんだろうか、謎である。


「あっ、お兄さ~ん、さっき兵士さんが、クリスタル商会のワイゲン支店長が大量の物資を輸送してきたって、だから急いで来て欲しいって伝言あったよ~」

「なんだか兵士さん怯えてたにゃ、不思議なこともあるにゃよ~」


 とのことである。ああ~、ついにあのクロエまで来たちゃたんだね~。めちゃくちゃ波乱の予感です!。


「あら、クリス君が珍しく苦い顔してるわね~」

「ええ~と、姐さんなかなか強かな女性の支店長なんですが、押しが強くて苦手なんです~」

『『『『『・・・・・・・・』』』』』


 何故かうちのメンバーが顔を見合わせる。


「これは一度、会っとかないといけないわね~」

 

 と、セリシア姐さんが言えば皆が頷いた。

 何だろうか・・・、


 この微妙な疎外感は、


ヒナタ「あはっ、クリスっち愛されてるね~♪」

ヒタチ「けっ、リア充爆発しろ!」


 ええ~!、なんで何処かで聞いたような台詞を投げ掛ける。僕には全然意味が分からないんだけど~!。



 どこぞの鈍感主人公並にクリスは、ひどく女性の感情には鈍感だった。

 でも母さんやセレナ姉さんに厳しく鍛えられて来たので、自然と女性の好む行動しているクリスは、ある意味天然のジゴロでは無いのか、セリシア、サミエルロリババコンビは思う訳で、

 ちょっと女の子の押しに弱いところがあるクリスを心配しての行動である。


 

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