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事件は会議場でも起こります!3

 


 しばらくはワイゲン公爵と国王の会話で、他の貴族達も気になるのか固唾を飲んでいる状況である。  


プレハ公爵「その辺でよかろう、何を掴んだ。皆がウズウズしておる話せ」

ベルゲン公爵「おうともよ~。ワイゲンのげろっちまいなって、よぉ~、なあお前達も聞きたいだろ?」


 ベルゲン公爵のキラーパスに、視線の先にいたうだつの上がらなそうな中年貴族は、アワアワしながらも。


中年貴族「はっ、はい、それはもう・・・」

「だとよ~」


 自分が聞きたかった答えを聞いてにんまり人の悪そうな笑みで、プレハ公爵が笑っていた。


ワイゲン公爵「そうですね~、変に時間をかけてもあれですし簡潔にもうしましょう」

国王「ようやくか、それで何を掴んだのだ?」


 一泊、間を開けてからワイゲン公爵は、爆弾を投下した。


ワイゲン公爵「とある報告書を異界の民である冒険者が持ち帰りました」


 と。ワイゲン公爵の合図でクリスがたまたま手にしてしまった。凶器を国王の元に運ばれた。


 銀のお盆に乗せられたそれに、眉を潜めるベルゲン公爵は、


「ずいぶんもったい付ける物だから、あの豚王子でも秘密離に捕らえて来たのかと思ったぞ!?」


 なかなか鋭い指摘ですね。ベルゲン公爵様、それもありますけど、まずはこっちの方が大切かと言い訳じみたこと呟くも。

 僕の心臓が跳ねた。横の二人も息を飲んでるしね~、

 怖いね~貴族って、当てずっぽうでも、当てて来るんだからさ~。


 訝しげな眼差しのまま側近が、銀のお盆に乗せられた純白の布を取り払うとそこには・・・。


特殊アイテム


・『王弟ヤリー殿下の依頼書』 

・『ビッチ王妃の調査書』


 のアイテムを見て顔を強ばらせた。


国王「・・・これは」


 震える手で、国王はその二冊に目を通した。

 みるみる顔色が赤くなったり青く血の気をひかせたりと王のコメカミに、血管が浮き出るほど、怒りに眼を血張らせていた。


 ギロリ、怒りの形相の国王は、ワイゲン公爵を睨み付ける。


「これは如何したのだ!?」

「はい、これは秘密裏に王都に潜入してなおかつ闇ギルドの市場があった闘技場の地下を調べていた。冒険者であり名誉騎士である我が娘の騎士であるクリスが持ち帰った物でございます」 

「・・・なっ、なんと!?」


 国王はワイゲン公爵様の後ろでたたつんでいた僕を驚いたようにみていた。


「陛下、驚くのはまだ早いのです」


 そこからワイゲン公爵の独壇場であった。


王弟は、闇ギルドに秘密の通路に関する情報おも通達しており、複数の暗殺者が隠れていたこと。

 それらの品はクリス達幾つかのクランが、闘技場を調べていたら秘密の通路を発見したこと。

 さらに暗殺者が潜んでいたこと。王城に潜入してきたと伝えた瞬間。


国王「まっ、待てワイゲン公爵!、それは本当なのか」

「はっ、その他にも報告がございます。この度『頂上決戦』にて優勝者と『王』の称号を掛けて試合する予定であったことは、陛下もご存じでございますよね?」

「うむ」

「クリスは、地下牢で囚われていた『王』の称号を持ってる三名を救出しております。お三方を入室させよ」

『はっ!』


 それから間も無くして、騒がしい女の子の声が聞こえて来てワイゲン公爵が苦笑いする。


『拳王』アンビシャス

『剣王』クライブ

『賢王』ヴァリス・エンデバー


 勿論、騒いでたのは我が儘な天災ヴァリス嬢である。

無事に9月に、二回目のワクチンが受けられましたが、変異株の報道で、なかなか辛い時期であります。


 実母が、入退院を繰り返し怒涛の一年がようやく終わる12月です。


 本当はもうすこし余裕ある期間に書きたいのですが、何とか続けたいと思います~(^ー^)ね~( *・ω・)ノ

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