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内戦の合間に、お偉いさんと会談です




 《王国軍陣営》



ワイゲン公爵



 まさか・・・。


 またそんな下らない理由で、中将の話を遮るな!。


 内心あまりの馬鹿馬鹿しい態度と、あまりに無知過ぎた言葉は、子爵家の子息と言えどもあまりに愚か過ぎて、怒鳴ってやりたくなったものだ。


 しかし陛下の視線を受け、仕方なく怒声を何とか・・・。


 苦い物を胃の府に飲んだ。


『下らぬ・・・、年々貴族の質も墜ちておるな』


 王国として由々しき事態である。だからあの愚か者である王弟が・・・、このような大それた醜態を晒すのだ。


 しかしまさかあのオーク王子が、あの王弟と王妃の不義の子であったとはな・・・。


 あくまでも公然の秘密を目の前のバカはさも自分の手柄のように話し出したのだ。これは王家の醜態故に秘密にしていたと言うに。


 ニールス子爵か、誰の仕込みであろうかな?。

 頭の痛い思いをしているワイゲン公爵であるが、


件のオーク王子が、後宮殿にある。衣装部屋に入り込んでいた所を。あやつらが捕まえていたなんて、現時点ではまさかまさかそのようなことになっておろうとは、思いもよらずにいた。







━━━━━━━━━━━━




《プレイヤーサイド》




 いや~、貴族の争いって、小説なんかで、実に醜く下らないことばかりだと描かれてるけど、こりゃ~酷すぎだよ。


 サミエル姐さんが言ってた通りの光景が、ストーリーとして流れていた。

これは王国軍に用があるプレイヤーならば、みんな見れてるVTRであった。


セリシア『まあ~、人間なんて一皮剥けば#

あんなやついっぱいいるわ』

 

 レイドチャットが開いて、それはそれでどうなんだろとか僕的には思ってしまうが、コメントが増えて流れて行く。


サミエル『まあ~、そうね~、でも、三公はまともそうで良かったわね~。あれならどの陣営に組み込まれても理不尽な命令とか無さそうで安心ね~』


 まあ~それは大事だよね~ゲームとしては、


 そっと溜め息を吐いたワイゲン公爵を見てでのコメントであった。


 それはともかく、議論は、

 最初の外壁突破が見事過ぎて、主に聖騎士団の手柄であるのに。貴族からしたら我々の手柄扱いであった。


 一応、僕らは名誉騎士を貰ってるので、王国軍に属してると見れるのは確かだ。


 貴族達は、すでに勝ちを意識してるのか、会議の中でも笑いが絶えない。朗らかな会話の中で、しかもその中には貴族家の当主もいるのだ。


これはプレイヤーサイドの説明だよね?。あきれて良いのか、悪いのか判断に困るよ。




 こうしてバカな子息が発言した。王妃の不義密通の爆弾で、険悪な雰囲気が流れているのに。


ウータン『あれは無いわ~』

ヨッシー『王様可愛そうにゃ~』

ミィー『ぶっ飛ばす!』


 うん、君達の気持ち分かるけど、これゲームだからね。


 そんなわけで、僕らは、会議の中の様子が見れた訳だね~。



 ワイゲン公爵


『ハア~、娘やあの変わり者の商人のように奇特な者もおると言うに、辟易するわい』


 ワイゲン公爵と国王陛下には同情したクリス達であった。



━━━VTRは続く。




 となれば・・・あやつか、はてさて、(此度は何を持って来たのやら・・・)


ザコタ『幼女の守護者よ。お前さんなんだか好かれてるな~』

『『『ひゃあ~はぁ~』』』

『ちゅ~う~』


 いやいやコメントまでひゃあ~はぁ~しなくても、ドブネズミさんは『ちゅ~う~』なんですね?。



━━━VTR。




 あの異界の旅人は他の異界人とも毛色が違っておって、何か分からぬが、少しワクワクする気持ちが押さえられぬのだ。 

 娘のお気に入りゆえ、わしの部下に出来ぬが、


 あやつは実に面白い事を毎回持って気よるから油断ならぬよ。


サミエル『だってさ、クリス君良かったわね~。上手くすればゲームの中で奥さん貰えるわよ~』

『『『おお~』』』

『だっ、ダメです!』

ベッキー『おお~、お兄モテモテだね~♪』

ヨッシー『にゃはははは』 

ミィー『お兄さんモテモテ』


 シリアスってなんだろうな~。クリスはPVをなんだか遠い目で見ていた。


ワイゲン公「はてさて何が飛び出すやら、ビックリ箱のような男よの~」










☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆




時間は、少し戻るよ~。


 


 《王都・貧民街》



 ここに来るまで、ちょっとした懐かしい再会を果たした。


アンビシャス「・・・・・・・・・・・」


 精悍な顔立ち、あの頃の可愛らしい面影は消えていた。すらりとした体躯から、凄まじい覇気と呼ぶに相応しい風格が備わりひとかどな人物と分かる。


 そんなアンビシャス達が、どうして同行してるのかと言えば、闘技場で、一服盛られたらしい。


 なんとも情けない顔のアンビシャスに、飄々とした風貌でありながら、頑迷そうなじい様と、やたらと豪奢なローブを着て、タイトなミニスカートの少女との三人、


それぞれ


『拳王』アンビシャス

『剣王』クライブ

『賢王』ヴァリス・エンデバー


 の三人であった。


そんで、プレイヤーが二人、無口でやたらきつい眼差しの女の子と良く似た風貌の男の子も一緒に助け出したのである。


 なんだろね~この状況は・・・・。


これが出るのは、かなり先ですが、9月の終わりにワクチン予約取れて、


 二回目も無事終わったよ~。利き腕の指先と腕に力が入らないのと、節々にダメージが残ってしまった。


 いわゆる軽度の麻痺だね~。私生活には問題ないけど。ものを良く落とすようになった。


 人差し指、中指、親指に力が入らず。握力が75→26にダウン


 もう二度とスイカを握りつぶすことが、できなくなりました。

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― 新着の感想 ―
[一言] 遮られたらしい中将の話ってなに?話の流れがよくわからなかった
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