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閑話・アルバイトは大変なのですよ~




プレイヤー名『キイロ』




小金井こがねい喜一郎きいちろう23


チーフ「喜一郎く~ん、空いてるよね、空いてなくても空けといてね~」


喜一郎「またすか~、一応僕は、プレイヤーの補助なんすけど~」


チーフ「・・・ん~、悪いと思ってるよ~、でもさ~喜一郎く~ん、うちの正社員になるよね~、(^∧^)頼むよ~」


 喜一郎の顔が引きつる。エンドアースの運営会社にスカウトされ、エンジニアに必要なスキルを持ってると不用意に

 書いてしまった自分が悪いのだ。


喜一郎「はあ~、りょうか~いで~す」


 今夜も徹夜が、確定したようだ。


 喜一郎以外にみどりはバイトのままだ。まだ学生なのが恨めしい。


 パソコンを手に、喜一郎は社外秘の持ち出し禁止のデーターベースに入るには、専用の端末が置いてえる。データベース室に向かうことにした。


 エンドアースの世界には四つのサーバーが使われている。

 通常ゲーム、イベント、メインストリー、AIの四つの分野に分けられていた。


 今回のはイベント関連となるし、メインストリーにも関わってくるのだ。


 メインストリーの主役であるNPC達には、それぞれ役目と配役がある。


 例えばクリスの商会で船長をしてる。ゴウタスは漁協ギルドの受付嬢見習い→幽霊船イベント→船長→ナタリアと結婚した。


 ことが、ハッピィーエンディングであった。


 勿論、ナタリアにフラレ自棄になって海賊になるバットエンドもあったのだが、クリスは知らず知らずにメインストリーの一つをハッピィーエンディングにしていた。


 こうした積み重ねによる行動によって、エンドアースで生きるAIの好感度が変化する。


 例えばワイゲン公爵のサニアお嬢様の好意だったりとね。


 何よりも貴族関連のイベントは難しい者が多く、一つでもこなせば評価が高まる。


何より隠しメインストリーでワイゲンの闇、三大ギャングとの抗争で、


『ダルク』と言う貧民の為の組織を立ち上げていた。


 あれは大まかなストリーとは関連ないが、お助けキャラが沢山いるので、クリスの行った所が、運営の予定とは違うが面白い効果をもたらせた。


 それが今回、経営陣が内戦イベントに踏み切った理由であったりする。


 まあ~、巻き込まれたプレイヤーにはいい迷惑ではあるが、


 喜一郎が見てる掲示板では悪くない反応であった。


喜一郎「それにしても、クリス君は普段最低の運なのに何気に引きがつよいよね~」


 お陰さまで、課金するプレイヤーが増えて、アルバイトとしては大入り袋くらい出そうだと喜んでる頃だな~。


喜一郎「さ~て、やるか」


 運営サイドになるともうキイロとしては行動出来ないのが残念だけどな~。


  

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