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英雄と貧民達3




 この時ワールドアナウンスに歓喜したプレイヤーが、いやクランがあった。


聖騎士団の面々である。


カガリ「おいおいまじか~、クリス君は、世紀末と合同で動くとか、絶対!、視聴が暴上がりだろ~後で俺も見ようっと」


 ニヒルに笑うカガリを。同じクランの乙女達が顔を赤くして見ていた。


 カガリこそエンドアースのゲーム世界で唯一、リアルハーレム男を成し遂げていたりする。普段の何気ない優しさ、みんなを気遣う人格者として、ある意味プレイヤーでも兄貴ぽいと人気のプレイヤーとして知られていた。


 ただ触るな危険と言われていることを。

 本人だけは知らないのであった。


セルゲーリー「よし!、好機だ!。全員装備換装せよ!、決戦装備解禁!?」


『『『おお!?』』』


カガリ「やれやれ、この現場ももうすぐ終わりだな~」


 ニヒルに笑う中年男、本人はそう思っていたのだが、周りの乙女たちは目をハートにしていた。

 恋する乙女は強い。


 因みにカガリのリアルも。既に乙女達によってバレバレであった。

 マーゼスがクリスに注意喚起した理由も何となく、分かろう物だ・・・。


 見た目ワイルドなイケメン、リアルもイケメンであるカガリには、重い乙女の集団に囲われていた。

 ただそれだけの事であった。







☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆





 王都では民による内乱で第二騎士団が出動することに発展していて王弟が激怒していた。


ヤリー「ちっ、下民どもが調子に乗りおって!、直ちに鎮圧してまいれ!」


傭兵「了解でさ~」


ビチーチーノ「ヤリー様大丈夫でしょうか・・・」


 やたらと扇情的な服を着てるビチーチーノ王妃に、ヤリーの鼻の下が伸びる。


ヤリー「問題ない!、第二騎士団も動いておるのだ!、必ずソーローンを王にしてみせようぞ!」


ビチーチーノ「まあ~!、流石がでございますわ~、どのような事が、あちらの部屋で・・・」


ヤリーとビチーチーノ王妃は、話し合いがあると王の寝室に向かうのであった。


 しかし外では貴族軍、傭兵が面白いように聖騎士団に蹂躙され、その後を王国軍が貴族軍の無力化、又は当主の捕縛をしていた。


 業を煮やした王弟は、第二騎士団を動かしたのだが・・・、


 運に見放されたのか、クラン明星の人斬り四人と平均100レベルが当たり前で、装備は一級品の戦闘集団に、さらにはオバチャン率いる一流の魔法使い集団の砲撃を食らい。


 次々と戦死させられていくではないか、慌てたのは、第二騎士団団長N・バイヤン・フォトン・ボルティモアは、焦っていた。


バイヤン「こんな筈では・・・」


センリ「・・・・・では、どんなはずだったと?」


バイヤン「なっ、おっ、お前は!」


 慌てて辺りを見回すが、誰も居なかった。


 

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