イベント初日
連休前の平日。
気だるくもソワソワしそうな気持ちもある。
木漏れ日の季節とは、言えなくもないな~、
下らないことをとりとめもく考えながら古文を
、ノートにとる。
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家に帰るとTシャツと半ズボンに着替えてから。前掛けをする。
今日の夕飯の支度をする為だ。
「今日は塩焼きそばだな。具材はありもので済まそう」
豚肉の肩ロース薄切りがあったから。明日の夕飯ようにしょうが焼きように。
つけ汁をジプロックに入れて、肩ロースをまとめて、浸け置きにする。
その間に塩焼きそばだが、
キャベツがないのでレタスで、
レタスは手でちぎり水に浸けとく、人参は銀杏切りと細切りに、細切りしたのはビニール袋に入れて明日使えばいいだろ、
茄子は2本と微妙なので、細切りにしとく。
ひき肉を炒め、人参、茄子を入れる。このとき胡麻油をひとたらししとくと風味が良くなると、母の拘りだ。
野菜がひき肉の旨味を吸ったら。麺を五人前。レタスをタップり麺を挟むように乗せてく、
蓋をして、弱火で蒸し焼きにする。
野菜からの水分で、麺も蒸しあがり。ふわりと湯気が立ち上る。
塩タレを振りかけたら。豪快に混ぜ合わせる。
水分が無くなるまで炒めると出来上がり。
「母さんとベッキーは大盛りと」
父さんには、少な目で余ってるレタスと茹でた小松菜炒めたジャコのサラダ。晩酌用に茹で玉子二個付ける。
母さんとベッキーには目玉焼きと。アボガトのリップと………、フランスパンのガーリックトーストを添えた。多分足りるはずだ。
「あっ、紅しょうがが無いじゃん、仕方ない卵とパンもついでに買ってくか………」
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中間の予習・復習を済ませた。
「あっ……時間過ぎてるな」
既にイベントが始まっているはずだ。ただ後からログインしても、プレイヤーはPVを見るところから始まる。
「よし遊ぶか」
早速ログインした。
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ある日のこと………、
大陸全土を金色の魔力が押しつつみ。人びとが夢で見た通り、巨大な金色の龍が浮かんでいた。
゛告げた通り、ゴールドラッシュが始まる゛
厳かに告げた。金色の龍は、膨大な魔力を放つ。
「分かりやすいイベントの始まりだったね」
PVが終わり、辺りを見ると。いかにもダンジョンです!。
て、感じの石造りの迷路型って奴だな、が、広がっていた。
「ひとまず安全地帯を探さなきゃ、それで忘れない内に宿屋を借りないとね」
◇◇◇◇◇◇◇◇
ダンジョンの中は、予想に反して明るく。金色モンスターもレベル対応型のようで、金色兎、金色コブリンと戦った。
今まで戦ったモンスターと見た目だけ違うが、それだけだ。
ドロップは残念ながら、魔力ゴールドだけだった。
しばらく歩き回っていると。人の話し声が聞こえてきた。
気になったので、話し声が聞こえて来る方に向かうことにした。
━━しばらくすると、ちょっとした広場が見えてきた。広場の中には数人のプレイヤーが見えていた。
何をしてるんだ?思わず首を傾げていた。