急なイベント『食ワンGP』
《闘技場・青の広場》
まず確かめることからだ。
ヒナタ「あっ、出来れば私達は二人でやってみたい!、ねぇ~ヒタチ」
ヒタチ「おっ、おう」
どうやらヒタチはヒナタに主導権を握られているようだ。
サミエル「そうね~、クリス君とやるのも面白いと思うけど、バラバラにやって競うのもゲームの醍醐味よね~」
クリス「なるほど‥‥‥‥」
そこまで考えてなかったな、まあ~皆で一つのことワイワイやるのも引かれるけど。
確かにここはゲームである。競うのも面白そうだ。
ウータン「ですです!、皆でワイワイやるのも楽しみだけど、お兄さんと競うのも楽しみです」
ヨッシー「皆に負けないにゃ!」
クリス「僕も負けないからね!」
サミエル「うふふ♪、せっかくのイベント頑張りましょう」
セリシア「そうね~、屋台ですもの色々やりようはあるわ」
ウータン「ですです」
そうかサミエル姐さん、セリシア姐さん達ならちょっとした小物、闘技場に因んだ何か作っても良いのか!、
例えば木材なら、中学時代に買った木刀とか、
セリシア「簡易フィギアに、色々なキャラホルダーとかね」
サミエル「限定品作ったり、貴族用の高価な物作ってもいいわね~」
セリシア「あっ、なら私の錬金術を用いた鍍金を施せば特別かんが出るわね」
確かに!、そこまでやれば高額で売れるようになる。
ウータン「私達は皮を使ったミサンガを作る予定です!」
話を聞けば、ヨッシーが皮の加工スキルを持っているそうで、
ウータンと二人、小物作ってたようだ。
ウータン「家のおじいちゃん漁師で~」
ミヨッシー「家のおじいちゃんは猟師なのよね~」
ウータンと二人息が合っていた。
クリス「因みにミィーは?」
ウータン「確か、大学病院の教授と聞いたことあるよ」
ヨッシー「うん、確かスポーツ医学とかね」
一瞬、ミィーのキャラから有り得なくねぇ!とか思ったけども。
スポーツ医学とか言われたらああ~!、つてなるよね。
ちょっと変な迷走具合も解ってきたような気がした。
皆がそれぞれ方向性を決める中、
クリス「まあ~僕としては、やっぱりね」
漁師として一度海辺の町ランガに向かった。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
《海辺の町ランガ・漁協ギルド》
ナタリア「ようこそ漁協ギル‥‥、あらクリス君じゃない」
ギルドに入って直ぐに受付嬢マネージャーのナタリアさんが、にこやかな笑顔で出迎えてくれた。
クリス「お久しぶりです、
ナタリアさん」
それから初めて漁協ギルドで魚を卸して貰いました。
ナタリア「あら!、助かるわ~、ギルドでは是非定期的に王都まで、運んでくださる商会なんかあると、ありがたいのですが、チラチラ」
なんだか様子が変わった気がした。
クリス「約束は出来ませんが、西城ワイゲン支店までなら話しときますね」
ナタリア「まあ~、是非お願いいたします」
綺麗なカテイシー、淑女の一礼を見せた。
うん、ナタリアさんって何者何だろか‥‥‥‥。