予選二次開始
『裏イベントが開始されました。王の称号を持つ者とPVPバトルが、行えるようになりました』
ワールドアナウンスが流れた。
クリス「ん?、今のアナウンスはいったい‥‥‥‥」
『おい!、聞いたか、ワイゲンのカジノで『ギャンブル王』がいたらしい』
『マジか!、また大騒ぎになるな』
『近代の騎士王が、王商の護衛で王都に到着したらしいぞ!』
『大変だ!、海上都市アースベルトに海賊王の船団が現れた!』
『『『なに!』』』
『王の称号を持つ者の噂が流れ始めた』
クリス「これはまた、露骨な‥‥‥」
闇ギルド、ギャング、冒険者、商人ギルド、貴族含めて様々な思惑が加速していく。人間の裏側、欲望の刺激を、突き刺した可能性が出てきた。
クリス「欲に目が眩んだ人間は、暴走するからな~」
エンドアースの運営は、あっちこち罠が犇めいてるようなイベばかりである。
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クリス「あっ、湖畔の町に行くか?」
「うにゃ~ん!」
お魚にゃ~ん!
クリス「そうだな釣竿持ってけば釣れるか」
「にゃお~ん!?」
クリス「おっ、久しぶりに見たなライオンキング」
クリス「まあ~みんなにメールしとくか」
サミエル『ヤッホ~、みんな闘技場にいるからパスで、あっ、湖畔の町に行ったら伝説の鍛冶師がいるって噂があるの、ちょっと調べてくれると嬉しいかな』
クリス「そうか~、仕方ないか『了解』」
返信してクリスは湖畔の町を目指した。
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《サミエル視点》
セリシア「クリス君なんだって?」
サミエル「うん、湖畔の町に行くってさ」
セリシア「へぇ~、今回タイミング悪かったわね~」
サミエル「そうよね~、珍しく、まあ~湖畔の町にいるって噂の伝説の鍛冶師のこと調べてくれるとありがたいかな~」
セリシア「ああ~。クリス君の場合謎の引きがあるから無くはなさそうなのよね~」
ウータン「あっ。始まりますよ!」
レディ・メーカー『レディー&ジェントルマン、今宵より第二幕が上がります』
レディ・メーカー『予選会をかちぬいた128名の勇姿をご覧ください。予選会は後二度行われます。本選にはシード選手が四名おりますが、どのような選手が登場するのか、お楽しみに♪』
プルルン。暴力的な色気に当てられた一部の選手の一部が、もっこりして前屈みになっていたが、みんな無視するようだ。
レディ・メーカー『剣王杯第二予選会、開始します!』