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8月1日『拳王杯』予選会



 職業進化後のステータスを見てみたら、


念願の幸ステータスが上がっていた。


隠しステータスてはあるが、かなり嬉しい!、


クリス「うし!」


 思わず踊っていた、


「‥うにゃ~ん」

 ‥‥‥どうしたにゃ~ん


 変な踊りをしていたところを宝石獣ミズリーが、呆れた顔でクリスを見ていた。


 やべ~な~、ちょっと、いやかなり恥ずかしいところ見られたかも。


「うにゃ~ん、にゃ~ん♪」


 ご主人~ん、今日は一緒に行くにゃ~ん♪


クリス「おっ、一緒に行くか!」


「うにゃ~ん♪」


 けっこう自由にしてるミズリーだが、普段ココナのお世話を任せている。実にいい宝石獣である。


 何でああも守護神ココナは、僕をパパにしたがるのか、いくらゲームでも僕はまだ16である。


 勘弁してほしい年頃だ。








☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆








《王都・闘技場赤の広場》




流石は貴族専用の広場である。気品の漂うご令嬢を連れたいかにもな貴族が続々と馬車か降りて来ていた。


ハナ「ごほんごほん、あの~クリス様!、お嬢様のお客様としてご同行しておりますが、それは護衛の者がやりますから、大丈夫です」


 先に馬車から降りたクリスは、素早く辺りを見てから、馬車の扉をノックして降車を促していた。


騎士カール「ほほ~う、クリス殿の身のこなしは護衛に通じる物がござるな、別に同行者と言っても御用商人であるし、間もなく『名誉騎士』に叙任を受けよう、ハナ殿別に良いのでは無いかな」


ハナ「む~う、そうなんですが‥‥‥‥」


 どうして僕が、こうしてワイゲン公爵家の馬車に乗ってるかと言えば‥‥‥。



━━━少し時間を戻す。





 僕はミズリーを連れてクランハウスから出ようとした時だ。


N・受付嬢「あっ、マスタークリス、ワイゲン公爵様のご令嬢サニア様から言付けがございます『予選会に赴くならご一緒にまいりましょう』だそうです」


クリス「なんだろ、このご都合主義な展開は‥‥‥‥」


 もっともクリスタル商会は西城ワイゲンに支店を置かせて貰ってる立場であり、ワイゲン公爵家の御用商人、更にクリスは『名誉騎士』を貰える予定だ。


クリス「これは仕方ないことなんだろうな~」


 それから急ぎ貴族街に向かい。ワイゲン公爵屋敷を、訪れた訳で、


サニア「クリス様、お手を」


ハナ「お嬢様~」


 サニアお嬢様のお側使いのハナが、情けない声を上げて、


騎士カール「ぶふ‥‥‥‥」


 笑っていた。誤魔化そうとしたのだが、クリスは見ていた吹き出した所を、同じくハナも見ていた。


 だからハナさんが恨めし気に睨む。


騎士カール「ごほん、姫、向かいましようか」


 見なかったことにしたようだ。






☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆






《貴賓室》





レティ「お嬢様、お待ちしておりました」


 普段、使用人の服装をしていたが、今日は貴族のご令嬢としてドレス姿であった。


彼女はサニアお嬢様の前に、ワイゲン公爵家の貴賓室に到着して色々と準備をしていたようだ。


 流石に公爵家のお姫様である。普通の使用人をお側使えに侍らせていては、他の貴族に舐められ、家が侮られるためとサニアお嬢様が、教えてくれた。


クリス「なるほど‥‥」


 現代日本人には理解に苦しむ世界。貴族とは昔の大名のような感じだったのだろうか?、


 クリスの疑問も一部正解で半分は間違いであった。


 日本にも貴族はいた。主に法衣貴族であったが、宮廷の皇族様方に支えていたしね。


戦国時代は分かりにくいが、


一万石以上五万石未満の小大名を男爵家相当と考えれば、ある程度は分かるかも。


戦国の三英雄の一人こと織田三郎信長は、尾張の家老の子供でしかなかった。


 貴族で考えると、斯波家は子爵家相当である。六角が伯爵家相当、浅井男爵相当、美濃斎藤家も男爵家、そういう風に考えると、


信長が当主になる前の織田家は、子爵家に支える何人かいた執事の息子でしかなかった訳だ。


 まあ~暴論かもね。


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