閑話・クリスタル商会支部長クロエの野望
《ワイゲン大通りクリスタル商会支部》
クロエ「ようやくここまでこれた‥‥、おじいちゃん、ママ、私頑張るから‥‥‥」
私の名前は、クロエ・オートガス
一応貴族家に席がある女である。
お父様の家は、古い家柄を誇るだけの小さな領地がある貴族だ。
領地は、王都から離れたベルゲンと北砦の合間にある山の麓にある村だ。
私の容赦は、有難いことに母からの血を濃厚に受け継いだからか、容姿には自信があった。
祖父は、一代で財を築いた商人だった。
そう‥‥‥‥‥、
ある意味大それた夢を見てしまった。
自分の血を受け継いだ子供、孫を貴族にする事だ。
経済的に困窮していた父は、母を妾ではなく側室の一人とさせること認めさせた。
だけど、正妻の子供と違い。所詮は側室のしかも商人の子供である。
貴族の末席にあったとして、私の未来は暗い物になっていただろう‥‥‥‥。
私が、このまま育てば、どこかのひひじじいの後添い位しか、行く先はない程度の男爵家の側室の娘である。
頭の良かった私は暗い思いを抱いていた。
私が9才頃、悪夢であるが、転機が訪れた。
母の実家である商会、祖父、伯父夫婦、甥っ子達が強盗にあって皆殺しにあったのだ。
まめさに青天の霹靂であった。今思えば父達が怪しいが‥‥‥‥。
金の切れ目が、縁の切れ目とよく言われているようだけど。
事実よ‥‥‥‥‥‥‥。
父さんであるオートガス男爵は、母と私を家から追い出した。
元はワイゲンに商会があったのだけど、人間とは無慈悲な生き物だったわ。
弱った相手には容赦なく搾取するのだから、商人とは恐ろしい生き物だとこの時理解したもの。
おじいちゃんの残した店と財産を奪った商人がいた。私は歓楽街の死の商人三大ギャングの一つ〈オイデマセ〉
モウカリ・マッカーサを許さない!?。
『メインストーリー、クロエの怨みを果たせ』
※モウカリ・マッカーサ
東の群島の一つ日東国の『光國屋』の大番頭の一人
貧民街の南側、歓楽街の半分近くを支配している。
『支配地49』
中番頭、小番頭が幹部としているが、多くは中小商会を配下にしている。
クリス「ええ~、ここでメインストリーか~‥‥‥‥、イベント後かな」
そっと店から離れようとしたクリス。
クロエ「旦那様~、早速のおいで~、クロエ感激で~す♪」
クリス「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥あっはい」