緊急クエストの続き
『クリス様、ワイゲンの店が出来ました。為るべく早くお越しください貴方のクロエがお待ちしております』
クリス「‥‥‥これって、手紙なのかな?』
NPCからのメールみたいだ。
クリス「NPCから手紙って来るんだね」
少し驚いていた。
『運営メールが三件あります』
まだ開いてないメールとログを見つけ、お知らせメールを開いた。
『本日24:00~04:00までメンテナンスを行います』
『メンテナンス後に頂上決戦のトーナメント発表、さらに!、3つのトーナメントにて、ベスト16位迄に入ったプレイヤーに特別な称号をプレゼント
【免許皆伝】【従騎士】【魔法教会メンバー】
・『拳王杯』=【免許皆伝】道場の許可
・『剣王杯』=【従騎士】王国または貴族騎士団への入団許可
・『賢王杯』=【魔法教会メンバー】宮廷魔法使いせんようの図書館への入場許可』
『フォトイベント、貴方を魅せるホトグラフ、現在24000件のご応募ありがとうございます。引き続きぼしです』
クリス「へ~、フォトイベも予想外に人気なんだね~」
姐さん達から特に知らせは無いようだ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
《西城ワイゲン・クランハウス》
エンドアース時間で、まだ夜中である。
忘れないうちにワイゲンのクランハウスにやって来た。
後リアで一時間しないうちに夜が明ける。
商会の朝は早い、まあ~遅くなるよりはましである。
ワイゲン支部の商会長であるクロエはちょっと苦手だ。
ああいう女性は隙を見せるのが不味いからね。
ちょっと嫌だけど仕方ないからクランクエスト進めながら、時間を潰した。
N・受付嬢「マスターおはよ~ございます~、こんな朝からお仕事ですか~、ふあわわ~、眠いです~」
自由なNPC受付嬢に苦笑しながら、クランランクとココナのレベルを確認する。
どうやらプライベートアイランドにいるようだ。
クリス「自由だな~」
エンドアースのNPCとか観察したことなかったけど、観察日記とかしたら面白かもな~。
DPポイントもだいぶ貯まってきたな、クランハウスの施設も増えてるし。
クリス「あっ!」
・『フライングボードコース場初級』DP1000
・『フライングボードコース中級』DP5000
・『フライングボード上級』DP10000
・『フライングボードレース場』DP1000000
(おお~、これほしいかも)
クリス「でも、まだDP1000位しかないから先は長いな~」
でも楽しみを見つけたクリスだった。
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日が登るリアルで夜の9時になる。
緊急クエストの様子を見て回ったら、今日は寝よう。
《ワイゲン大通り・クリスタル商会(元宝石店)》
大通りの一角、貴族街の門から見える一等地に。
クリスタル商会の看板があった。
クリス「おお~!」
変な感動を覚えた。
よくよく考えたら最初に覚えた職業【漁師】で【商人】だ。
おかしい、キャラメイキングでは大剣使いだったのにね。
今じゃ幼女使いなんてアダ名を受けてるし。
クロエ「あら会長、早速おいでくださりありがとうございます♪」
にっこり、艶やかに微笑する。
見た目はスッゴい美人だ。元商人ギルドの受付嬢だったから、容姿端麗、まさに出来る女ってかんじである。