歓楽街『ダルク事務所』
ちょっとした騒ぎはあったが、無事にダルクの事務所にお邪魔する事が出来た。
チラチラ、さっきから鬱陶しい位に僕を見て来るジャンヌに、やや困りながら何故か僕の両隣に座り無言な二人。
クリス「あの~マダム」
マダム・リヨン「リヨンと呼んで下さいましクリス様♪」
艶やかに微笑む姿はとても綺麗だ。
クリス「ダメですよリヨンさん、あなたは魅力的な美しい女性なんですから、そんなこと言われたら僕のような子供なんて、自惚れて誤解しちゃいますから~(いくらゲームでも、ドキドキです)」
予防線張りつつ、軽く言ってみた。
マダム・リヨン「あら、お上手ね~、私なら何時でもお待ちしてますわ」
にっこり、意味ありげな眼差しに、クリスの顔が真っ赤になっていた。
ジャンヌ「む~う~、だめですからね。分かりましたかクリス様!?」
何故かジャンヌに左手を抱えられながら、強く睨まれた。
クリス「あっ、はい」
なんか逆らっちゃいけないタイプな気がした。
(それしても、ジャンヌとかマダム・リヨンは、なんかNPCなのに妙な圧を感じるんですが!)
なんとも言えない空気なっていた。
ようやく落ち着いていたので、ジャンヌに200万ゴールドを渡して、『ダルク』のことをお願いした。
ジャンヌ「クリス様!?、また来てくださいね」
マダム・リヨン「夜、クリス様でしたら寝室の鍵を開けますわ、何時でも言って下さいね♪」
クリス「あ、あははは‥‥‥‥」
笑って誤魔化すしかないクリスだった。
まあ~今回は、『ダルク』の勢力拡大で、貧民街の北側は割りと安全になっていたようで、幾つかの広場で市場と、商店、薬屋、診療所が出来たようで!病気で苦しむ貧民が減ったそうだ。
そんな話が聞けて、ガッツリとゴールド
取られたかいもあったかな?。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
『ダルク』を後にしたクリスは、ジャンヌ達の言っていた貧民街を見て回ってから、王都に向かった。
クリス「確か王都にも、【商人】レベルあげれそうな届け物あったよな?」
ステータス開いて、インベントリー160タップして、下にスクロールしてい
って、
クリス「あった」
《物語の小道具》
・『レッサー白黒パンダの着ぐるみ』
・『白熊の着ぐるみ』
・『黒熊の着ぐるみ』
・『パンダの着ぐるみ』
・『熊の物語』
※王都中町にある劇場、フランタ劇団の団長サラフィアに渡すと………。
※王都限定イベント、人数制限あり、インスタントダンジョン含む特殊なイベントアイテムです。