閑話・運営の人々
《アメリカ某州近郊》
エンドアース運営会社本社
高柳「ふう~、タバコが外で吸えるのがありがたいと思う日が来るとはね~」
増田「だな~。至福の一服だ」
宮下「高柳主任、増田チーフも、いくらイベント始まったからってダレスギじやないすっか」
時田「おっ、ここにいたか」
増田「おっ、時田も一服か?」
時田「まあ~んなとこだな」
高柳「そっちも、間もなくイベント開始だろ?、こんなとこで油売ってていいのか?時田係長よ」
時田「かまわんさ~、内のとこはウィザードがいるからな」
増田「ちっ、嫌みかよ」
時田「まあ~そう僻むな、その代わりお前の処に面白いプレイヤー多いだろ?
、あれプレゼントするんだってな」
宮下「羨ましいすっね~、人気上位プレイヤーにフルダイブタイププレゼントなんて、買えば60万はするんすよ」
時田「確かにな~、でもあの三人は面白いだろ」
増田「まあ~確かにな、特にうちのメインストーリー開始してくれた恩人ですからね~」
高柳「まあ~確かにな~、そのせいで三徹なんてする羽目になったんだがな~、ようやく始まるな」
宮下「はい、一部ですがうちがメインで行っている。医療用のフルダイブカプセルですが、多くの寝たっきり患者と、障害者に使って貰いましたが、かなり好評ですね」
増田「まあ~、楽しんで貰えてるようだな」
高柳「だが、市販するには他のメイカーと差別化するには色々足りないだろ」
時田「だから上層部は、プレイヤーランキングなんて始めたんだろうぜ」
シュポ、再びタバコに火を灯した。
増田「ふう~、まあ~いいさ、時田、で、景品に出した三台の様子はどうなんだ」
時田「一人は期待以上かな」
高柳「すると、来年には2つに分けてあるサーバーを統合するとこ上層部がいいだすか?」
宮下「うわぁ~、いいそうっすね‥‥‥‥」
嫌そうな顔した、よれよれの白衣を着てる宮下に、違いないと、エンドアースの基本世界を作った四人は笑った。
こうして、イベント開始してる裏側で、運営側は一息の休憩を取っていた。
職員「増田チーフ!、チーフ何処ですか」
増田「はあ~、休憩も終わりか、行くぞ宮」
宮下「はあ~い」
背中に疲れたオーラを纒いデスマーチに向かう二人を、【火消し】と呼ばれる高柳と、時田が見送る。
時田「さて、戻るわ」
高柳「おう、またな」
時田「次はイベント後顔だす」
高柳は、ヒラヒラ手を振って、だらけたようベンチに座った。