レッサーミノタウルス討伐
どうにかこうにか、不恰好になりながら左足の鉄球を正面左側の牢獄に投げ入れて牢獄から出ると。
ヨッシーが牢獄を閉めた。
「お兄さん宜しくにゃ」
「了解」
━━78。
まだ時間はある。マーカーがあってよかった。迷わずに鍵を閉めた。
『excellent』
ログが流れた。
「野郎共、かかれ~!」
リーダウータンの号令に、僕たちは武器を手に、ヒャハーしていた。
マジ楽しいぜ!
ブモモモモモモ……………………………………………………………………………………………………………
弱々しい涙目の断末魔、ある意味酷い結末であった。
『メインストーリー・小さな英雄の冒険・続』
「あっ」
レベルが上がった。
クリス
職業見習い漁師
レベル13
HP115→117
MP18→19
攻撃力117→119
防御力70→72
早さ103→105
瞬発力61→63
知力18→19
幸5
運だけは上がらないな………
BP1389→1399
1020000ゴールド
MVP
アイテムスロットチケット×1
なんかガチャチケットが貰えたな。
「あっ、私武器チケットだったよ」
「私は防具チケット」
「いいな~私は素材だったにゃ」
確かチケットは当たりだったな。でもアイテムチケットってことは………。
0、05%の低確率だけど、レア以上の素材か、アイテム、武器、防具のどれかが手に入る。ただし良いことばかりじゃない。これってレッサーミノタウルスの武器か防具ってことは………、鉄球とか鎖だったりしたら、スゲー微妙かもな。
「アイテムチケットだったよ」
「「「ああ~」」」
何とも言えないよな。まあ~気負いなく回してみるか。
「あっ、お兄さん早速ですか」
「ああ、どうせ当たらんから」
「でっ、ですか………」
何とも言えない顔をしていた。
ステータスを呼び出し、アイテムボックスからアイテムチケットを選んだ。
『アイテム~、スロット!』
何ともぱちもの臭い。スロットガチャが浮かんだ。
チケットを投入した。
『レディ、GO!』
仮想のドラムが回りだした。
枠が赤く光る。
ん、なんだ今のアクションは?
多少気になったけど、どうせあたらんやろ。
『7…………7…………………………………………7』
『FEVER!』
「へっ………嘘だろ」
幸運が低い癖に、えらく薄い所で。大当たりを引いてしまったようだ………。