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公爵令嬢のお願い4




セバレス「お嬢様、お待たせ致しました」


 お茶と色彩豊かな見て楽しいお菓子の数々、ホテルのアフタヌーンティーでしかお目にかかる事が無いのだと思うお菓子に、女の子のミィー!ヒナタよりも。


ヒタチ「うっ、旨い、しっとりとした生地に、ほんのり香る紅茶がいいアクセントになっているぜ!、しかも炒ったアーモンド、くるみが歯ごたえもよくなってやがる。~美味しい♪」


 こいつは誰だ?、僕はそう言いたい。  


ヒナタ「アハハ、なんかゴメンね~、ヒタチって、スイーツ男子なのよね~」


ミィー「成る程、ちょっと分かりません」


 うん、ある意味予定調和かな?、ミィーは仕方ないかもと僕も思えた。


 チームケモナーの中でも武闘派なミィーである。男の子ぽい感性持っていても仕方ないかもな~。


クリス「まあ~分からんでもない無いな」


ヒタチ「おっ、そうか?」


 クリスの擁護に、ちょっと嬉しそうなヒタチだった。


ヒナタ「良かったね~ヒタチのスイーツ男子趣味、理解してくれる人、いなかったからね~」


サニア「ごほん、セバレスそれで?」


 興味深そうな顔をしていたのだが、わざとらしく咳とかすると、執事に水を向けた。


セバレス「はい、クリス様がお持ちになりましたのは間違いなく神々の葡萄酒エクリサーでございました」


サニア「そう、クリス様、此方を我が家にお願いしても?」


クリス「ええ、構いませんよサニアお嬢様」


 ようやく穏やかな笑みが漏れでた。


サニア「クリス様、クリス様も頂上決戦に参加なさいますか?」


クリス「その予定ですが、まだ登録前ですね」


 それを聞いて、艶やかに微笑みを浮かべる。


サニア「あら、それは好都合ですわね~、ねぇ~セバレス?」


セバレス「はいお嬢様、まさに天の采配でございますね!」


 言い回しはあれだが、喜ばれてるらしい。ん?、意味がちょっとわからないかな~。


サニア「クリス様には是非とも我が公爵家の枠で頂上決戦に参加くださいませ」


『特別クエスト、サニアお嬢様の依頼を受けて頂上決戦に登録せよ』


報酬


・『名誉騎士への推挙』


・『200万ゴールド』


・『50BP』


おお~悪く無いかも!。普通に参加登録したら100万ゴールド必要になるが、それが不要なだけでなく、200万ゴールドが貰えた上に『名誉騎士への推挙』とか貰える訳だ。


ヒタチ「おお~、これがセリシアさんが言っていたクリスの謎な引きってのは!」


ヒナタ「わっ、何だか面白くなってきました~♪」


 完全に他人事である。


まあ~僕もちょっとご都合主義ぽいな~とは思ったけどね。


クリス「お嬢様、承知致しました」


ミィー「むふぅ~、まさか身内に最強のライバル出現とは‥‥‥‥‥、まけない!」


 何だろうか?、ミィーだけ違うゲームしてる気がする。まあ~僕もだけどさ~。


【プレイヤーの一人が、ワイゲン公爵家の枠を得て、本選出場を決めた!】


クリス「あっ‥‥」


 ワールドアナウンスご流れた。


これ姐さんやクランメンバーにバレバレだよね~。はあ~メールしとくか‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。





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