登録出来ずに緊急クエストへ
ひとまず話を聞かないことにはいけないのだが、まさかクエスト受けるしか、イベに参加出来ないとはね
。仕方なく急いでワイゲン公爵家の屋敷に向かうことになった。
臨時にちょとだけパーティー組んだ事があったけど、改めて今の職業を聞いてみた。
ヒタチは、剣士=上級職の双剣士だそうだ。
ヒナタは、魔法使い=派生職のレア職で、魔女ッ子って言う職業らしい。
この職は、魔法使い+錬金術師をそれぞれ職業レベル5まで上げたら派生したようだ。
ミィーはいつの間にか拳闘師の上級職グップラーに就いていた。
ミィー「ブイ!」
うん、いまいちあの子の感性が謎だ。まあ~僧侶の職業に就いていただけに低レベルだけど、回復魔法が使える上に、グップラーの職業には、職業スキル【野生の感】があるし。前衛の中でも珍しい回復スキルの【自然回復】があるので。前衛タンクとしても優秀だ。
クリス「悪いけど緊急クエストに付き合
ってね」
ヒタチ「おう、まあ~任せとけよな!、早速何だか面白いことになったな」
ヒナタ「やります!、何だか面白い事が起こりそうな予感がしますからね♪」
クリス「ハハハハ‥‥‥、凄く不本意だけどね」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
僕は、最近馴れてきた。ちょっと豪華な馬車を用意する。リアじゃ必要無さげだけど、馬車の支度から馬の世話までスキルの影響か妙にこなれて来たよ。
早速、四人で乗り込む。もっとも手綱を握るの僕なんだけどね~。
ヒナタ「へえ~!、馬車初めて乗ったけどラノベに書いてあるような、ガタガタしないのね」
クリス「そりゃ~ね~。これゲームだし」
何が気に入ったのか、ヒナタは馬車の御台にある入り口から身を乗り出して辺りの景色をキラキラした目で見ていた。
クリス「まあ~最初は楽しいよね、あっ、うちのクランには船もあるから、違う国に行きたい時は相談に乗るよ」
ヒナタ「本当!?」
凄い食い付きだ。
ヒタチ「おお~いそろそろ戻れ、んで替われ」
ヒナタ「ええ~、しょうがないな~」
しぶしぶ馬車の中に戻っていった。
ヒタチ「おお~、馬車に乗ったの初めてだぜ、風をちゃんと感じるのな」
なぁ~んだ、ヒタチの奴も風景見たかっただけか、
ヒタチ「なあ~クリス、船持ってんだってな、俺も乗せてくれよ」
クリス「ああ~、いいよ」
ヒタチ「へっ、あっ、ありがとうな」
ツンデレ乙、見た目はちょい目付きは悪いが、わりと整った顔立ちをしていた。
ヒナタはどちらかと言えば愛嬌のあるタイプかな?。
ヒタチが誤解されやすい見た目してるからか、見た目で損をするタイプだな。
N・兵士「止まれ!、これより先は貴族街である。許可の無い者を通す訳にはいかないぞ」
クリスは、ワイゲン公爵家発行の御用商人書を見せた。
クリス「公爵様から至急屋敷に来るようご連絡いただきました」
N・兵士「うむ!、聞いておる。通るがよい」
ワイゲン公爵は根回ししといてくれたようだ。