副商会長クロエを連れて西城に向かおう
クロエ「クリス様!。末永く可愛がって下さいね♪」
クリス「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥はい」
がっくり肩を落としたクリスだった。
『副商会長クロエは年収200万ゴールドになるので自動的に引かれます』
588万ゴールド→388万ゴールド
クリス「うわぁ~」
なんだか作為的な物を感じた。
クロエ「うふふふ、全額即金とは素晴らしい♪」
クロエ「早速ですが、新しい船の人件費50万、新しい商会の運営費に50万、人件費に30万頂きますね」
388万ゴールド→208万ゴールド
クロエ「では残りを交易品のお金として預かりますね」
208万ゴールド→8万ゴールド
クリス「うわぁ~‥‥‥‥‥‥」
スッゴク頭を抱えたくなった。
クロエ「それではクリス商会長、私をワイゲンまでエスコートをお願いしますわ♪」
気分は肉食獣の巣穴に引きずられる獲物である。
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クロエをクランメンバーとして登録した。
これでクロエは、クランハウスがある町になら、転移出来るようになった。
クロエ「ああそうだクリス様!、交易船が二隻となりましたので、新しい交易地を開拓下さるようお願い致します」
クリス「あっ、はい‥‥‥‥‥」
クロエ「では私は先にワイゲンに向かいますね」
あの~運営さん、このNPC怖いんだけど返すこと出来ませんかね。
クロエ「では、私は支店の開店準備をしますので、後はお任せください」
にこやかに微笑む姿は、まさにキャリアウーマンだ。
クロエ「良いですかクリス様?、ちゃんと開店前に支店に来てくださいね!」
クリス「あっ、はい」
押しが強過ぎて、どうもクロエに逆らうことが出来ないクリスだった。
クリス「なんかどっと疲れたねぇ~。ご飯にしよう」
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エンドアースからログアウトしました。
栗栖「ふう~、汗だくだ。先にシャワーかな」
着替えを持って下に降りていった。
栗栖「ふう~、やっぱり暑い日は、冷たいシャワーに限るな、実にさっぱりする」
真新しいTシャツを着てみた。
母さんが選んだのは某アニメの柄物だ。
主人公の横顔がプリントされていた。
ベッキー「あっ、お兄!、お母さんが御歳暮のソーメン使ってだってさ」
栗栖「ん?、了解、あっタレはゴマだれとめんつゆでいいか」
ベッキー「うん!」
大鍋に水を入れて火を点ける。
薬味は幾つか用意する。
妹のベッキーや母さんが素麺食べると大量になる。
すると定番のゴマだれや、めんつゆだけだと飽きる。
すると我が家は味へんの薬味が豊富になっていた。