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クリスは大人買いをしてみた。




クリス「決めた!」


《西城ワイゲン》


中古物件



・『大通り・元宝飾店』1億4000万


『購入しますか?』yes/NO


『yes』タップしていた。


課長シジマ「おお~、助かります!、えっ!?、二年の店舗税まで、ありがとうございます!」


1億6588万ゴールド→588万ゴールド


クリス「これ新しい交易船のクルー募集と交易品の購入資金かな?、まあ~しかし見事に空になってく‥‥‥‥」


 ゲームの話であるが、つい最近のリアまでリンクするから、ある意味始末に悪いよね!。


 満面の笑みを浮かべた課長シジマ他、行政職員達に見送られクリスは、商人ギルドに向かった。






☆☆☆☆☆☆☆☆






 相変わらず。商人ギルドの裏手は馬車が沢山止まっていて荷降ろしが行われていて、ギルド職員による確認作業が行われていた。


 騒がしいギルドの裏手と違って、表の受付は、広々としていて、ちょとしたカフェラウンジとなっていた。


 その一部に仕切られた個室があって、中では商談が行われていた。


受付嬢クロエ「ようこそクリス様、商人ギルドへ」


 恭しく一礼する。美人な受付嬢だが、初めて黒い肌の女性を見た気がした。


受付嬢クロエ「クリス様!新しい商会の支店をあの西城ワイゲンに出すとか」


クリス「おっ、おう、ちっ、近いよ」


 いきなりカウンターから身を乗り出して来て、鼻がくっつきそうな程に近い。


受付嬢クロエ「おっと失礼しました」


 ふんわりした甘酸っぱい香りが仄かにして、クリスはどぎまぎしていた。


受付嬢クロエ「クリス様!。愚考しますに新しい船の船員募集と新しい商会の人員募集ですね」


 凄い圧を感じていた。


クリス「そっ、そうだけど」


受付嬢クロエ「うふふふやはり!。お待ちしてました」


 にんまりと微笑む様は、お皿の上に松坂牛のステーキ前にしたドーベルマンのような眼差しを受けて。まるで自分を補食するわよ的な笑みに見えて、知らず知らずクリスの体がブルリと震えた。


受付嬢クロエ「二店舗以上商会の店を出した方に、我々商人ギルドから、補佐の人員が出せまして‥‥‥ペロッ」


 クリスを見詰め瞳孔が開いたまま、ペロッと舌舐めずりする。ゾワゾワッと肌が泡立つ。


クリス「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」


受付嬢クロエ「ジィイイイイイイイ」


クリス「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」


受付嬢クロエ「ジィ~」


『受付嬢クロエをクリスタル商会・西城支店長に雇います!』yes/yes


クリス「えっ、えええ~!。NOが無いんだけど」


 ビックリNPCが押し掛けて来そうなんだけど。


 ジィイイイイイイイ!、圧力が凄まじいんだけど。


『受付嬢クロエによりyesが押されました。拒否権はありません』


クリス「なっ、マジかよ」


 ビックリNPCクロエに驚かされてばかりだ。





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