新しい船舶登録をしよう!
クリス「あっ、続けて新しい船の登録をお願いします」
課長シジマ「おお~、早速ですね」
嬉々として前のめりになるシジマに、職員達が苦笑した。
課長シジマ「新造の大形交易船とは。実に素晴らしい!」
なんだかルビに税金が入りますと悦に入ってる気がした。
クリスタル商会
大型交易船
〇《リザルト》
課長シジマ「登録料500万、初年度の税はありません来年から関税は船着き場で徴収されますが」
ニンマリ嬉しそうに笑っていた。
課長シジマ「あっ、クリス様は西城ワイゲン、王都にも店を持つ許可を頂いておりますね素晴らしい!?、早期の店舗開設をお願いします」
クリス「はっ、はあ~」
課長シジマ「もし宜しければ、我々が所持してます店を売ることが出来ますが!」
何やら不穏なルビがちりばめられてるような‥‥‥‥‥。
だいたい行政が所持してる店舗は、税が払えなくなったお店であり、ある意味体裁が悪くて、価格も安くなり嫌われていたりする。
クリスも何となく察していた。
ただ新しい店舗を持つのはちょと厳しい所である。
クリス「あっ、西城ワイゲンの店舗を見せて下さい」
課長シジマ「あっ、はい、お待ちを」
周りの職員も慌ただしく散った。
クリス「‥‥‥‥早まったかな?」
☆☆☆☆☆☆☆☆
課長シジマ「お待たせ致しました。今我々が所持してます物件の内、直ぐにでも店舗が開ける物件は三件でした」
《西城ワイゲン》
中古物件
・『歓楽街元娼館』2900万
・『第二通り・元雑貨屋』6600万
・『大通り・元宝飾店』1億4000万
クリス「大通りは高いな~」
課長シジマ「はい確かに高価です。が、やはり公爵家御用商人になりますとね~」
クリス「うっ、押しが強い‥‥‥‥」
ちょと気になる物件があったので聞いてみる事にした。
クリス「なあ~、ちょと聞きたいんだが、この元娼館って、マダム・リヨンの店だったりするかな?」
課長シジマ「ええ~と、ああ!その通りですね。なんでも新しい店舗を手に入れたとかですね」
クリス「なるほど。因みに営業許可証は幾らですか?」
課長シジマ「ええ~と。クリス様の場合はワイゲン公爵家に御用商人許可証を与えられておりますので、営業許可証は不要ですね」
課長シジマ「ただ店舗税がありますね。大通りは一年500万ゴールドになります」
クリス「えーとランガの税も来年でしたね。ワイゲンの税も此方で払えますか?」
課長シジマ「はい可能です」
公爵家で稼いだお金が2億5000万ゴールドで、借金を払ったから。
2億5000万ゴールド→1億6588万ゴールド
もしも大通りの店舗を買うと1億4000万ゴールド
ランガ、ワイゲンの税を二年分を払って、1億6000万ゴールドか‥‥‥
クリス「決めた!」