変わった御用商人クリス
私事ですが、スマホに替えて暫く慣れるまでは、時間必要かも( ´・∀・`
・『一角獣』
・『魔道具馬車』
を選びタップした。
公爵「まっ、まさか‥‥‥‥‥‥」
騎士カール「おお~!?、乙女の守護者とは‥‥‥‥」
N・執事「‥‥‥‥‥‥」
皆が、絶句していた。
クリスは何故皆が、絶句してるのか理解出来ないのだった。
公爵「なっ、なるほど、それで娘にか‥‥‥‥買おう。良いな?」
N・執事「かしこ参りました」
・『一角獣』=1億5000万
・『魔道具馬車』=1億
クリス「マジか‥‥‥‥‥‥‥」
持ち金が2億5500万越えていた。
公爵「よい買い物が出来た。クリスよ天晴れ!」
クリス「此方こそありがとうございました」
深く一礼したため公爵達の顔が見れなかったが、
クリスに向けた三者の目に信頼の光が宿っていたと気付くことは無かった。
☆☆☆☆☆☆☆☆
ワイゲン公爵家の居城を後にしたクリスは、海辺の町ランガに転移した。
行政はランガ以降の町にもあるのだが、船舶登録は海辺の町ランガでしか出来ない。
行政職員「ようこそクリスタル商会長クリス様」
クリスは知らないが、クリスタル商会は前の商会の借金をかなり減らしてくれた優良商会である。
クリス「実はお金が出来まして。残りの借金を払いに来ました」
行政職員「!?、少々お待ちを」
慌ただしくカウンターを後にした。
クリス「なんだろ?、何処に行っても慌ただしいな‥‥‥‥」
しばらくして、数人の職員が分厚い書類を抱えて戻ってきた。
行政職員「それではクリスタル商会の借金ですが‥‥‥‥」
借金
-7912万ゴールド
返済済み×5
現在の返済予定額
交易×1=50万
オークション収益
+500万
年内に970万ゴールド支払う必要。
残り0万ゴールド
課長シジマ「お待たせ致しました。行政課長シジマと申します」
厳格な空気を纏ういかにもな人物だった。
課長シジマ「いやはやクリスタル商会は実に優秀ですな~、本年度の税ばかりか、前の商会の借金まで払うとか」
ジロジロ、不躾な眼差しを受けた。
クリス「はあ、これ見て貰えますか?」
課長シジマ「ん?、これは!?」
見せたのは公爵家の御用商人許可証である。
課長シジマ「なるほど、納得致しました」
理由が分かれば好意的に笑う。それが行政の課長シジマであった。
課長シジマ「それで支払いは一括で宜しいですか?」
クリス「はい、お願いします」
課長シジマ「承知しました。おい」
N・職員「はいこちらを」
職員から羊皮紙を受け取り確認済ませる。
課長シジマ「-7912万ゴールド
となります」
『-7912万ゴールド
払いますか?』yes/NO
『yes』をタップした。
チャリン、何故小銭を落とす音がしたのか気になるが、課長シジマ他、行政職員は皆が満面の笑みを浮かべていた。
課長シジマ「確かに受けとりました。いやはや素晴らしい!?、これから更なるクリスタル商会の発展を願います」