表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
512/1032

週末父さんと本家に




《7/27》



 昨日は、つい勢いで、株なんて物衝動買いしてしまった。


 お陰様で、お小遣い預金が寂しいことに‥‥‥‥


栗栖「まあ~悩んでも仕方ないか‥‥‥‥‥」


 今日は土曜だ。伯父さんの方は、昨日電話してお休みだと父さんが聞いていたので、今日は予定通り本家に向かうことになった。


 もっとも急に決めた父さんも悪いが、ベッキーは友達と映画に行くからと拒否され。見事に凹んでたな‥‥‥。


で、追い打ちをかけるように母さんは、来週やる縁日の役委員を任せられ行けなくなった。


父さん膝から崩れ落ちていたな。


「わふわふ♪」


¨お兄ちゃんとお出掛けだ♪¨


 お出掛けだと理解してるのかラブリンがご機嫌だ。






☆☆☆☆☆☆☆☆






 本家があるのは市外にある港から離れた小高い丘の上にある。


伯父さんの住んでる地域は、港町と言う立地上、昔からこの辺りに住ん出る古い住民は、高台に住む事が多い。


 また古い洋館も多いのだ。


栗栖「ほらラブリンお水」


「わふわふ♪」


 今日は暑いな。ラブリンも喉が渇いてたんだろ。


辰起「ふう~、上まで来ると風が気持ちいいな」


栗栖「そうだね~、ただこの階段は疲れるけど」


辰起「はははは、違いない」


 今日父さんは、伯父さんとお祖父ちゃんとで飲むつもりだし浮かれ気味だね。


まあ~普段はあんまり飲めないからな。


今日ラブリン連れてきたのは、普段ラブリンの散歩出来るのが僕だけだからだ。


て言うのは建前だよ~?


 本音は、父さん達が飲めば、自然と伯母さんも父さん達の世話を焼くだろうし。


 そうなると五美と二人きりになるのはちょと‥‥‥‥。


僕も年頃だけど、変な目で五美のこと見たくないから。


 だからラブリンに頑張って貰うわけだよ!。


「わふわふ!」


¨お兄ちゃん頑張るね!¨


 なんだかラブリンがまとわり付いてくるから。


思わずわしゃわしゃ撫でてやると、凄く嬉しそうに尻尾が揺れていた。







☆☆☆☆☆☆☆☆





辰起「親父、兄貴俺だ!」


栗栖「‥‥‥‥‥‥」


 父さんの声がでかいこと。


僕はそれを無視してインターフォンを鳴らした。


『はあ~い、どなた~』


栗栖「あっ、栗栖です」


『あっ、家の人から聞いてるわ今開けるわね』


 ガチャ、


 すっかり伯母さんも全自動に慣れたようだ。


辰起「むう‥‥‥‥」


 父さんは納得出来ないのか。眉を潜めた。


栗栖「父さん仕方ないよ。お手伝いさんも少なくなったって言ってたんだしさ」


 父さんが子供の頃まで沢山の使用人がいたようだ。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ