解放者『ダルク』2
快楽者「(こんなことあってはならない!)」
快楽者マーネインにとって、ダルクと呼ばれる組織は、よく分からない存在であった。
西城ワイゲンにある底辺、貧民街を支配すると言うことは、何をしても構わないと云うことだ。
快楽者「殺して構わない存在がいるのだ!、お前は、お前達は、邪魔だ」
それに尽きる。
マーネインの全身に濃密な気が立ち上る。
これ程の怒りをマーネインは覚えた事がなかった。
快楽者「【魔法剣】【ステップ】【ダークネス】【刺突三連】」
【魔法剣】コンボアビリティ【死のロンド】
突然、クリスの周囲は闇に覆われていた。
クリス「これは‥‥‥‥‥」
『01:23』
クリス「【気功】【我慢】【重量】」
コンボアビリティ【硬気功・不動】
快楽者「フヒッ!、無駄だ」
突然クリスの前に気配が現れた。
クリス「!」
今まで攻撃無効してきた防御コンボが貫通されていた。
快楽者「フヒャハハハハ!、無駄無駄ムダ!、いくら気功の防御を使ってもな、魔力を組み合わせた【魔闘気】を使った【魔法剣】の攻撃は貫通するんだよ!」
ああ~、説明厨感謝だよ~、うぜーがな。
どうやら気功の派生スキル【魔闘気】を起点にする。【魔法剣】のコンボアビリティを使った事で、気功の防御コンボを貫通出来るようだ。
ダメージは低いが厄介だし。快楽者のコンボアビリティのせいで視界は悪く、空間把握も快楽者が動かないといまいち把握出来ないようだ。
(ただなあ~?。見えなきゃ、それなりに‥‥‥‥)
『00:49』
クリス「見えなきゃ(周りに攻撃するだけ)【溜め】【溜め】【パワースラッシュ】」
コンボアビリティ【大地斬】
クリス自身ダメージを受けること覚悟で、ブルーメタルロングソードを足元に叩きつけた。
快楽者「ガフッ」
クリスの背後に現れた快楽者は、無防備に石の散弾を食らダメージを受けることになった。
魔法剣コンボアビリティは強力だ。
しかし中和力の気功の攻撃を受けるとダメージが増えるマイナス要素があった。
更に【闘気】の攻撃を受けるとクリティカル判定になるため、リスクが高くなる要素があったりする。
気功は陰陽で言うと中立の力、中和力である。
魔力は闇の力
闘気は生命の力
だろうか?。
この辺りは検証クランに投げとけば良いし。
クリス「(投げる前に姐さん達に相談かな)【気功】」
『04:59』