パーティ合流
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8月23日
鉄鉱石役10キロ→鉄鉱石約10キロに。報告ありがとうございました。
クリスが、子供の頃の思いでと。ヨッシーとミイー二人の行動を察した頃。
二人もまたウータンとクリスと合流すべく下に降りていた。
「うにゅ。思ったより暗くないのです。よかったですにゃ」
「うん、助かる。ヨッシーは暗いとこ苦手だもんね」
猫族ヨッシーこと田上吉子。ミイーこと所井三井子。
リーダのウータンこと三浦凉子の三人は、幼稚園からの付き合いであった。
しかしウータンが、二学期になると父親の都合で、転校することが決まっていた。だからではないが三人はモンスター・イン・エンドアースのゲームを買って貰った。そうVR通じてならば。離れていても三人で遊べれるから、そう考えて……。
(まさかこんな長いクエストになるなんてね)
今日のクエストが、もしかしたらメインストーリーかもと。ミイーから聞かされていた。熊兄さんには悪いけど言わなかったのは、まだ熊兄さんが信用出来て居なかったからだ。
ただミイーの過度なスキンシップは、やりすぎだと、チャットで言ったのだけど、ミイーは大丈夫と言って聞かないし。だから仕方なく私が手を繋ぐことで、ミイーの行動を抑制した。
だけどミイーってば、ズルいと何度もチャットしてくるし。まあ~熊兄さんはリアルでは高校生らしく。優しいひとぽいから良いけどね、危ない人もいるから気を付けないとね。
◇◇◇◇◇◇◇◇
ウータンには、アンビャス君の相手をしてもらいながら、朽ちた扉を開いて中を伺って見ると。鋼鉄製の扉があった。
三人で扉の前に行くとビックリマークがあった。ウータンがビックリマークに触れると。
ドガン、ドガン、壁を殴り付ける音がしてきた。
「ウータン、中ボスかも」
「ええー、こんなタイミングで」
嫌なタイミングでの中ボス戦になりそうだった。
「お兄ちゃん、僕後ろで隠れてればいいんだね」
ちゃっかりした物言いに、思わず笑っていた。
「ああそれでいいよ」
「行くよ熊兄さん!」
「はいよ」
ウサミミ少女ウータン、赤熊族の大剣使いのクリスがビックリマークに触れると。
グアアアアアアアア!?
叫び声、重いものが壁に打ち付けられる音によって部屋が微かに揺れていた。
これがもしかして地震の原因か?、
ギガがガガがが、耳障りな音に苛まれながら、扉は開いた。
ブモモモモモモ!?
げっ中ボスってまさか!?。
大きな岩だなの牢獄があった。一際大きな堅牢な牢獄。岩壁に手足に着いた子供並みに巨大な鉄球を四つ着けているのにも関わらず。赤銅色したミノタウルス
は、武器のように振り回しながら叩きつけていた。何度も何度も飽きずに。
「ねぇ熊兄さん………、あれで中ボスなんだよね」
「あっああ」
スゲー音させてる様は、非常識だ。ゲームでも迫力スゴすぎだろ、
あれでレッサーは無いだろ二人して、顔をひきつらせていた。
「お兄さん、あの部屋って看守の部屋かな?」
アンビャス君は、入って来た入り口の方を見ていた。
あっ本当だ。しかもビックリマークがあった。