クリス、中二病に掛かる
何だか段々楽しくなってきて、胸がムズムズしてきて、ハッタリを咬ました。
クリス「俺か?、俺は『ダルク』の者だと言えば分かるか」
『『『おお~』』』
何だか歓声が上がっていた。
ニヤニヤが止まらない。
似せ医者「くっ、おっ、お前があの‥‥‥おのれ!。先生、先生お願いします」
何だが、如何にもな展開である。
今までと全然違うが、ありと言えばありだけどさ。
元傭兵リーダー『どぅ~れ、軽く撫でてやろうか』
クリス「おお~、何だか時代劇パターンか?」
本家に遊びに行くと、じいちゃんが時代劇大好きで、よく五美ちゃんとじっくり見せられていたな~
元傭兵リーダー「おうおうおう、何処のどいつだ~い。言い掛かりつけるのはよ~!」
ドン!
スキンヘッドの大男が、鋼鉄棍棒を振り回しながら地面に叩き付けた。
ごみや煉瓦を砕き砂埃がもくもくと上がる。
元傭兵リーダー「死ねや、おら!」
元傭兵リーダーの先制攻撃。
残念ながら、ユニークスキル空間把握を展開中である
。
先制攻撃を把握していた。
クリス「【気功】」
『04:59』
クリス「【気功】【我慢】【重量】」
コンボアビリティ【硬気功・不動】
ガガガガガガガン!
耳の真横で道路工事してたような騒音がした。
クリス「耳がキーンとしたぞ」
顔をしかめながらスキンヘッドを睨んだ。
元傭兵リーダー「チィ、俺様の【金剛十八斬】を防ぐだと!」
(今の感じだと、槍か棒術の最強コンボ技かな?)
元傭兵を見れば、気功が消えていた。
クリス「【鑑定・魔眼】」
『元傭兵:50』
やはり詳しく鑑定が出来ないな。
(もしかして、NPC冒険者とは対応が違うのかも)
幾つか考えられるのは、傭兵だからか?、
クリス「でも傭兵ギルドとかあるのかな?」
因みにクリスは知らないようだが、現地人にしか登録出来ないギルドや。特別な資格がなければ登録出来ない場所は存在する。
クランクエスト。シティクエストの中に、秘密を解く鍵が紛れていることもあるようだ。
元傭兵リーダー「この獣人野郎が!。くたばりやがれ」
鋼鉄棍棒をブンブン振り回しながら、クリスに叩き付けた。
咄嗟に飛び退いたクリス。しかし叩き付けられた効果か、棍棒コンボアビリティ【地烈】が発生して、クリスを襲った。
クリス「近距離で遠距離攻撃もだと!」
元傭兵リーダー「がははは、どうだ驚いたか獣人!」
近距離で、遠距離の攻撃をと言うテクニックは使えると思った。
クリス「ここはステゴロじゃなく。武器を使う場面だよな~」