お金には羽根が生えてるのだろうか?
『ジャンヌは支援して欲しそうな顔をしていた』
クリス「あっ‥‥‥‥‥。はい」
1761200→261200ゴールド
クリス「これで勘弁してくれ」
ジャンヌ「あっ、ありがとうございます!。マスタークリス、これで酒場と宿屋が建てられます。さらに此処に露店が出せます!」
クリス「ああ~、うん、まあ~なんだ良かったね」
ユーノス「ありがとうございます!。おれ、頑張ります」
シャナ「お兄ちゃんありがとうございます!」
どうやら空き地を利用して、冒険者向けの宿屋をやるようだ。
更に裏通り2と3を整地してくれるようだな。
(そこは素直に嬉しいんだが‥‥‥、お金って寂しいと家出するとか母さん言ってたけど。マジかもな)
これで裏通り4ヶ所支配地域に出来たら、明日の護衛が楽になる。
クリス「くっ、悲しく無いんだから!」
クリスはとぼとぼと、裏カジノを目指す。
☆☆☆☆☆☆☆☆
《裏通り・4》
どうもスペクターが支配する地域は、酷く寂れてる気がした。
貧民「お願いします!。娘を、娘をお助け下さい」
娘「はっ、はっ‥‥‥‥」
息が荒く。顔を真っ赤にした娘を抱える貧民の男は、必死の形相である。
貧相な医者「ええ~い煩い!?。金だ金を持ってない奴は診ないと言ったであろう!」
ここは貧民街の路地裏の一つでしかない。
いかにも怪しげな風貌な医者がやっている。ぼろい治療院、しかし他に宛はなかった。
幾つか気になった。
クリス「【鑑定・魔眼】」
使ってみた。
『似せ医者:【詐欺2】』
クリス「ぶっ、医者ですらないのかよ!」
似せ医者「なっ、なんだお前は!」
似せ医者と叫んだら。さっと顔色を変えていた。
クリス「俺は冒険者でな、ユニークスキル持ちでもある」
貧民の男「冒険者‥‥」
似せ医者「!」
端から見てもわかるほど。似せ医者は動揺してるのがわかる。
クリスは一先ず似せ医者に止めを刺すことにした。
貧民「なんだなんだ?、何を騒いでやがる」
貧民の女「なんか。あの医者、似せ医者だったてさ~」
ざわざわざわ、がやがやがや、騒ぎに人が集まっていた。
似せ医者「くっ、お前!。お前はどんな権利があって言い掛かりした」
似せ医者は、怒りの形相で叫んだ。
何だか段々楽しくなってきて、胸がムズムズしてきて、ハッタリを咬ました。
クリス「俺か?、俺は『ダルク』の者だと言えば分かるか」
『『『おお~』』』
何だか歓声が上がっていた。