フリーな一日はスラムでバトル3
《古い宿屋・1F》
『クリスは一階を制圧した』
報酬
・100000ゴールド
・15BP
どうやらスラムの建物は、制圧制らしい。
二階に上がる階段と、地下に降りる階段があった。
クリス「さて、どっちから行くか‥‥‥‥。うん二階からかな」
セオリーだと。地下にボスがいるパターンが多いはずだよね?。なら順番に制圧して、ゴールド稼いどかないと!
お金が無いしBP無いしね!
《古い宿屋・2F》
元傭兵「ちっ、なんだ敵かよ」
元傭兵「やっぱ傭兵崩れはダメだな」
元傭兵「ふん、金の分は働くか」
くたびれた革鎧、使い込まれたナイフとショットソード、いかにも荒事に馴れた様子の三人が、クリスを待ち構えていた。
クリス「【蹴り】【蹴り】【蹴り】」
鋭く踏み込み、前蹴りを放つが、あっさり受け止められた。
すかさずロー、ローの二連を放つが、防御された。
(そんな簡単にはいかないか‥‥‥‥何か無いかな‥‥‥)
コンボを繋げるようになった。
しかし与えるダメージが少ないようだ。
(何かあるはずだ。体術ならではの‥‥‥)
後、考えられるのは我慢と体当たりだ。
クリス「やってみる!【肘打ち】【体当たり】」
元傭兵「へっ。当たるかよ」
チッ、カウンター喰らった。でも悪くない気がした。
(あれ‥‥‥‥ちょっと待てよ)
ハッとした。
クリス「【体当たり】【肘打ち】」
コンボアビリティ【猪蝶突進肘】
クリスの全身から気が立ち上ぼる。鋭く踏み込み一個の岩の塊の如く、元傭兵に飛び込む。
瞬き一つの瞬間。クリスの肘が元傭兵の体を抉った。
一撃で、元傭兵のHPバーを削りきっていた。
クリス「こっ、これは!」
ちょっと思ってもみない破壊力に興奮した。
クリス「なら‥‥‥」
膝蹴りも試す!
元傭兵「野郎!」
一人倒され、怒り状態になったかショットソードを振りかぶる。
ショットソードが赤く明滅した。多分縦斬りだと思う。
後ろに飛んだ瞬間、赤い斬撃がクリスを掠める。
クリス「うし、かわせた」
素早く元傭兵に向かって走りだした。
クリス「【打撃】【打撃】【打撃】」
ショットソードを振るわせないため、近距離で打撃の三連コンボを放つ。