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煮込み、ローストビーフ、焼き肉




乙女の買い物とは戦場である。


とある評論家の言葉であった。


ホクホク、艶々したサミエル、セリシア達幼女な見た目のドワーフやエルフを筆頭に。


乙女の予備軍である。


少女達の三人も疲れた顔であるが、やりきった感を醸し出していた。


サミエル「クリス君に高級肉を渡すの忘れてたのには焦ったけど。手持ちので支度してるからと聞いてほっとしたわね」


セリシア「そうね‥‥‥‥」


手段と目的をある意味間違えしまったセリシアの顔に、苦笑が浮かぶ。


ウータン「でもでも高級お肉は次でいいじゃないですか♪」


ヨッシー「そうですよ~、お兄さんの手料理ですよ楽しみにゃ♪」


ミィー「ん~、大丈夫かな?」


ミィーの心配はもっともである。簡単な物ならセリシアも作れたりするが、サミエルよりもまし程度である。


セリシア「まあ~男の子の手料理って、少しだけ期待したいわよね」


「「「「わかる~」」」」


女の子には分かるらしい。


期待半分、怖いもの見たさ半分な気持ちのまま彼女達は、クランハウスにある食堂に足を踏み入れ愕然とする。






☆☆☆☆☆☆☆☆





皆が戻る少し前。


インベントリー160をスクロールさせて、


・『ロース×30』


・『バラ肉×40』


・『ランプ×1』


・『ヒレ×20』


・『モモ肉×54』


お肉の確認をした。


クリス「何から作るかな」


厨房を見れば、予想を遥かに越えた調理器具の数々が揃っていた。


基本の調味料は少なく塩と魚醤しかないが、知らない香辛料は沢山あった。


まず肩ロースとバラ肉×10づつを挽き肉にした。


それに胡椒と塩で下味を付け、20個のハンバーグをまずは作る。


手持ちにあるお肉を薄切りにした。味付けは胡麻油、酒、塩のみの焼き肉だが肉質を見る限りこれでも十分美味しいだろうな~、食べてないけど。


クリス「ロース、ヒレそれにランプは、ステーキだろう」


ランプが一つしか無いから、皆で一口位しか食べれなさそうだが、


ロース、ヒレ、ランプ肉をフォークで幾度も刺していく。


これで焼いても肉が柔らかくて、ちぢまなくなるのだ。


塩、胡椒して保冷庫に仕舞い肉を焼くまで休ませる。


その間煮込みようのモモ肉に塩、胡椒擦り付けて強火で焼いていく。


大鍋に水を入れて、すりおろした果物、刻んだ野菜と香草を入れてゆっくり煮込む。


その間、バラ肉に香りの強い酒を馴染ませる。


加圧鍋にバラ肉を入れて、塩、砂糖、魚醤、香りの強い香草を刻んで入れて。


12~20分強火で煮込む。


なんちゃって中華料理かな~









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