高級肉が‥‥‥‥3
クリス「ふう~『体当たり』『薙ぎ払い』」
アーツコンボ『強振』
ガツン!
クリス「うわ!」
凄まじい衝撃が体を貫く。
ミィー「お兄さん!」
クリスはトラックに跳ねられたように、軽く飛んだ。
HPバーが1/6も削れた。
かなりヤバイ攻撃である。
ミィー「『カウンター』」
ヨッシー「『投擲』にゃ!」
サミエル「クリス君!、暴れ牛に攻撃よ」
クリス「了解でーす」
真っ正面からはヤバイと分かってたのにな‥‥‥。
久し振りの大型モンスターに緊張したかな?、
(うわあ~はず)
失敗に恥ずかしい思いをしながらも。暴れ牛に向かって体を捻る。
クリス「『十文字斬り』」
『ブモォオオ、ブモォオオ!』
ドドウ‥‥‥‥
セリシア「ナイスクリス君!、ウータン行くわよ」
ウータン「はあ~い」
二人が弓矢で着実にダメージを与えていく。
クリティカルが無いのでまだ倒せていない。
ミィーはサミエル姐さんの補助に回っていた。
サミエル「『重量増加』」
ガイイン!
凄まじい衝突音がした。
(サミエル姐さん、あんな小さいのに、盾の使い方が上手いよな~)
もう少し大剣の使い方を考えるか、戦士のスキルを覚えるか‥‥‥‥。
『重量増加』と『鉄壁』のスキルはBP20で覚えられた筈だ。
(これが終わったらもう少しスキルのこと考えて、増やしてくかな)
【フィールドボスを倒しました】
報酬
・5万ゴールド
・25BP
・高級ロース
ウータン「あっ、高級肩ロース」
ヨッシー「私はカルビにゃ」
ミィー「ベロでした」
サミエル「私はヒレだったわ」
セリシア「フフフ、外れのミノよ」
クリス「みんな見事にバラバラでしたね」
ウータン「早く行こうよお兄さん!」
ヨッシー「お肉、お肉♪」
ミィー「いくら食べても太らない~」
「「「「「サイコー♪」」」」」
☆☆☆☆☆☆☆☆
《王都・外壁》
クリス「ようやく王都が見えてきました」
遠目に荒れ地に住まうモンスターから守る。巨大な外壁が見えていた。
サミエル「そうね。まだ行ってない湖畔の町はスルーしちゃったけどね~」
セリシア「仕方ないわよ、湖が西城からまさか街道を外れた南にあるわけだしね」
クリス「そうですね」
ウータン「私は盗賊だったから、西城の中も気になってます」
ヨッシー「あ~あ~、私はお姫様に会えるからそれが楽しみだにゃ」
ミィー「ちょうど最終日だけどノープログレム」
騒がしくもクリス達は、ようやく王都カウレーンに到着したようだ。