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フィールドボス




サミエル「ごほん、クリス君お待たせ」


セリシア「新しい従魔の名前が決まったわ」


突撃ビックラビット「うっ、うさびっと‥‥‥‥」


「「「‥‥‥‥‥‥‥」」」


ようやく決まったようだが、クリスの様子に気付いたようでちょっと気まずそうな空気が流れた。何故か従魔の突撃ビックラビットも気まずそうな顔である。


クリス「表情豊かな従魔だな~」


突撃ビックラビット「//うさびっと~」


ウータン「そうなんですよお兄さん!、そこでシラタマにしました」


そこでとか言われても意味が分からないが、


クリス「シラタマか、うん何となくその子に合ってる気がするよ」


シラタマ「//うっ、うさびっと‥‥‥」


 いそいそと耳をかく仕草をしながらチラチラ此方を見てくる。


実に芸が細かいな、あざとさを見せるとは、頭のいいAIである


まあ~可愛いとは思うがね。


クリス「サミエル姐さん、フィールドボスなんだけどさ、何が出るのさ?」


サミエル「ああ~、すっかり話すの忘れてたわね」


 クランハウスのことや、新しい従魔のことですっかり忘れていたようだ。


セリシア「コホン、えーとこのフィールドボスはね。暴れ牛、暴走馬、突撃ビックラビットの上位個体がリーダーになった。群れが出るそうよ」


クリス「なるほど‥‥‥因みにドロップは」


サミエル「肉よ。レアは高級と付くらしいわ」


クリス「なっ、なるほど」


残念ながら料理スキル関連持ちのプレイヤーは、クリスのクランにはいないようだ。みんな視線を外していた。


クリス「こんだけ肉があるなら、調味料があれば色々作る‥‥‥‥‥」


サミエル「クリス君!」


セリシア「クリス君!」


クリス「はっ、はい‥‥‥‥」


「「「お兄さん!」」」


クリス「なっ、何かな‥‥‥‥」


サミエル「ああ~、料理出来るのかな?」


「はっ、はい、リアルでわりと得意です」


「「「「‥‥‥‥!」」」」


小さくガツポーズするみんなに、ちょっと戸惑う


サミエル「そう‥‥‥クリス君、頼みがあるんだけど」


クリス「なっ、なんでしょうか」


ちょっと迫力のある眼差しに怯むクリス


みんなの視線も鬼気迫る物があるし、たじろいだ。


セリシア「サミエル~」


サミエル「そうと決まれば早く王都に向かいましょう、良いわねクリス君!」


有無を言わせぬ強いプレッシャーを何故か感じて、素直に頷いていた。


サミエル「さあみんな~、王都のクランハウスで焼き肉パーティよ!」


「「「「はい」」」」


クリス「‥‥‥‥‥はい?」


どうやらそう決まったらしい。







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