職業武装商人スキル
クリス「薙ぎ払い」
大剣アーツを繰り出した。
「「「グアアア!」」」
三人の破落戸を弾き飛ばす事に成功した。
破落戸A「ちっ、冒険者だったのか、おい女を狙え」
破落戸B「へい!
」
ナイフ片手に、髭面の痩せ男が貴族の少女に迫る。
「うにゃ~お~ん『風の弾丸』」
破落戸B「ぐあ痛っ‥‥‥」
「うにゃ~お~ん!『疎外の禍風』」
後ろから回り込もうとしていた。
破落戸A「ちっ、魔法使いやがるのか」
焦った破落戸達を、一人づつ丁寧に倒していく。
「うにゃ~お~ん!『風の弾丸』」
破落戸B「ガバッ」
破落戸A「糞ったれが!」
やけくそになったか錆びたショットソードを抜いて少女に振りかぶる。
クリス「はっ!、体当たり」
破落戸A「ガフッ‥‥‥‥‥」
後ろに回り込んだクリスの体当たりをまともに受け、異臭放つ下水の中に落ちていった。
クリス「今の内に馬車を出すか」
クリスの職業『武装商人』は、馬車に荷物や人を乗せることで、馬車を攻撃無効にすることが出来る。
勿論制限時間、HPバーストすれば攻撃無効効果は消えることになるが、今回のような緊急クエストで少女を守る時は重宝するスキルであった。
クラン用にしているちょと豪華な馬車に馬を二頭繋げた。
クリス「さあ馬車に乗って」
少女「はっ、はい!」
『緊急クエスト、少女を救えクリア』
報酬
・BP15
『続・緊急クエスト、少女を屋敷に届けよう!』
クリア「案の定‥‥‥チェーンクエストだったみたいだ‥‥‥」
「うにゃ~お~ん!」
破落戸の頭の上に乗って、ライオンキングを決めるミズリーに癒されながら。
クリア「ミズリー防御系の魔法を頼むね」
「うにゃ~ん」
任せるにゃ、少女が馬車に乗りこんだので、馬車を走らせた。
☆☆☆☆☆☆☆☆
やはりと言うか闇ギルドの刺客が襲ってきた。
プレイヤーこそ居なかったが‥‥‥
(これ賞金掛けられるかも)
プレイヤーキルをするプレイヤーは、闇落ちしてるため鑑定しなくても一発で分かる。
プレイヤー、NPCを見分ける名前バーが近寄ると浮かぶ、プレイヤーはブルー、NPC
は緑、闇落ちしたプレイヤーはオレンジ、赤、灰色、黒とランクがあって、
それはNPC闇ギルド登録者も同じだ。
盗賊でも殺しはしないプレイヤーはオレンジ、
違法奴隷、殺人したプレイヤーは赤
、
闇ギルドの幹部になると灰色となる。
黒は闇のカリスマに与えられる特別な色であるらしい。
流石に見たことはないが‥‥‥‥‥
刺客A「グッ‥‥‥‥」
刺客B「‥‥‥‥‥」
裏町の入り口まで刺客が襲ってきたこと7回、ようやく馬車が裏町を抜け出たのだった。