赤い閃光G
なんとかGの群れを撃退することが出来たよ。
うん、実に素晴らしい事だよね。
ドロップが無ければ‥‥‥‥‥、
しかも虫だから、売っても買い取り拒否られたり、倒してもやたらとゴールドまで渋い。
いやいや100以上倒して、一匹辺り1ゴールドとか‥‥‥‥‥
運営も嫌だったら、んなモンスター作んなし!
マジげんなり‥‥‥‥‥
「「「「いっ、いやあ~~!」」」」
クリス「Gだけじゃないのかよ‥‥‥」
ゲジゲジ、百足、ナメクジ、白い蟻か、ああ~白蟻か、
ブブブブブ
クリス「うげげ、蜂までいるのかよ」
鑑定の魔眼をONにしてみたら、案の定。
『スカーイニードル(31)』
スキル
【毒の一撃】
セリシア「アタイはどこ、ここはだあれ?」
いきなり気を取り戻したセリシアは、ムクリと体を起こしても、やはりGがうにょうにょがショックだったのか、やや我を忘れていた。
クリス「あっ、セリシア姐さんの懐かしきロールじゃなくて、危ない」
セリシア「へっ?」
セリシアが振り返ってしまい、まともにゲジゲジ、ナメクジが顔にべチャリ。
セリシア「ヒッグ、きゅう~」
再び気を失うセリシア。
サミエル「セリシア!」
「「「セリシアさん!、お兄さん‥‥‥」」」
サミエル「クリス君‥‥‥‥」
クリス「はあ~、やるか」
魔鉱のバスターソードを構え、害虫との戦いに奔走する事になった。
☆☆☆☆☆☆☆☆
どうにか苦労して、害虫フィールドを抜ける事が出来たよ。
サミエル「やっ、やったわね!」
「「「「コクコク」」」」
クリス「でもさ~、間もなくフィールドボスが出るようなんだけど
‥‥」
安堵の息を吐いてる五人には悪いけどさ~、ここの運営だよ?、絶対に安心は出来ない状況である。
(フィールドボスもまだいるんだけどね~、みんな精神的な疲労でボロボロかな‥‥‥、それに‥‥。ボス単体なら良いんだけどさ、虫だからね~)
残念ながら。クリスの予想は当たることになる。
サミエル「‥‥‥‥‥‥‥‥‥(ブワリ)」
セリシア「‥‥‥‥(ゾワリ)」
「「「‥‥‥‥‥‥いやあ~~」」」
ひときわ際立つ赤光するボディ、禍々しいフォルム、むやみやたらと動く触角、
クリス「はっ、速い!」
なんかGに掛けたぽい運営の悪意を感じるが、
セリシア「あっ、赤いから。普通のGの三倍速いのね~、キモいわイラッと来たわよ」
サミエル「あの漫画好きだからかな、ムカつくな」
「「「‥‥‥‥‥‥?」」」
クリス「あっ、〇〇戦士〇〇ダムですよね」
父さんが好きで、家にブルーレイ全話ボックスがお宝として置いてあったな~
流石にチームケモナー世代は知らないようだ。