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夏休み初日




《03:59》


スマホに表示された時間は、


《04:00》


になった途端アラームが徐々に大きくなっていた。


栗栖「‥‥‥‥うっ?‥‥‥」


 眼をしょぼしょぼさせながらどうにかタオルケットの中から抜け出し、勉強机に這うように向かう。


栗栖「ふわぁ~、眠い」


何時もよりかなり早いが涼しい内に宿題を進めようか。


早速パソコンを立ち上げる。


引き出しがらマウスを出して繋げる。ゴムのシートの上に設置して、


パソコンのしたの引き出しを引くとキーボードが出てくる。


栗栖「さてやるか~」






☆☆☆☆☆☆☆☆




《07:30》



勉強終了のアラームが鳴り響く。


栗栖「ああ~ずっとパソコンの画面とにらめっこしてると肩が凝る」


クキクキ首を鳴らしながら肩を回す。


栗栖「少し早いけどまあ~いいか」


下に降りて浴室で顔を洗いうがいしてリビングに入る。


母さん「あら、この時間に起きてくるなんて珍しいわね」


栗栖「おはよう母さん、今日は四時に起きてさっきまで宿題してたよ」


母さん「あらあらそうなの?、頑張るわね~」


ゆるふわな癒される笑みに、栗栖も笑顔になった。


栗栖「あっ、今日はラブリン連れて公営のドックランに行ってくるから」


母さん「あらそうなの~、良かったわねラブリン」


「わふ♪」


栗栖「今日の朝は何かな?」


母さん「イカオクラ納豆と豆腐と玉ねぎの味噌汁、ワカメと春菊の酢味噌あえよ」


栗栖「へえ~。朝から和食なんて珍しいね~」


母さん「ウフフ♪。今日からお盆までお父さんも夏休みなのよ~」


栗栖「ああ~なるほどね」


うちの両親は大恋愛の末に結婚した。かなり珍しい純愛で、未だにラブラブである。


栗栖「じゃあ~遅くなるなら、ドックランの帰りに、なんか買ってきて適当に食べるけど~」


母さん「あらベッキーのこと頼めるかしら?」


栗栖「了解」


母さん「ありがとうね~栗栖。ルールルル♪」


 楽しげに鼻唄混じりの笑顔である。何時もお世話になってるんだから此くらいはね気を使うよ。


朝食を食べ終わり、出掛ける支度をしてると。母さんから5000貰った。


夕飯とお小遣いのつもりなんだろうな。


(たまにはピザが食べたいな~、あっそう言えばピザーラ半額やってたな~)


自腹を切れば二枚買うこと出来るし。鳥むねがあるから唐揚げにして、冷凍ポテトも一緒に揚げてしまえばベッキーの胃袋も満足するだろうね。








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