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北砦に向かって2




 馬車を走らせ、フィールドに出るモンスターとバトルを周回すること数回。


クリス「もしかして‥‥‥‥」


サミエル「どうかしたのかしら」


クリス「姐さん、もしかしたらなんだけど、このフィールドボスって選択制なんじゃないかな」


セリシア「選択制?。それはどういう事かしら」


クリス「今の所あくまでも予測でしか無いんだけどね」


クリス「この二点から、後何回かバトルしてオーク山賊だけを倒してみましょう」


サミエル「あっ、もしかして!」


セリシア「なるほど選択制ね」


「「「‥‥‥‥‥‥」」」


チームケモナーは揃って首を傾げていた。


それからフィールドを走り回り、オークだけを数回倒してみるとゴブリン盗賊は逃げたしていた。


サミエル「当たってるぽいわね~、前から思ってたけど。クリス君観察力高いよね」


セリシア「確かに地頭もいいし~。研究者に向いてるわ」


何やら幼女な二人はこそこそ話していた。


クリス「後7回もオークだけを倒せば、多分ボスはオークになると思いますよ」


サミエル「ならエリアボスの出る手前まで行きながら、オーク狩りね」







☆☆☆☆☆☆☆☆





 それからクリス達は、ゴブリン盗賊を避けてオーク山賊だけを倒して回り、ゴブリンよりもオーク山賊の方を多く倒す事が出来た。


サミエル「さて結果はまだ分からないけど。行くわよ!」


「「「「「了解」」」」」


 クリス達は、エリアボスの出る。緩やかな盆地のような、ぽっかりと開いた場所に出た。


『ブォオオオオオオ!』


 山々に響き渡るような勇ましい雄叫びが響き渡る。


ウータン「みんな、ボスは崖の上に居ます」


サミエル「へえ~ゴブリン盗賊団とは違うわね」


『ブォオオオオオオ!、ブォオオオオオオ!、ブォオオオオオオ!』


オーク山賊団のようだ。ひときわ大きなオーク、多分オークリーダーだと思うが叫んでいた。


『『『『『ブォオオオオオオ!』』』』』


わらわらとオークが現れるや雄叫びを上げる。


ミィー「うげ、わらわらとキモいのが沢山いるです」


ヨッシー「うわぁ~。蛮族みたいだにゃ~」


セリシア「ああ~。うん、近いかも」


 オークの見た目は猪タイプだ。異世界物に出てくる豚のような肌色でも、好色そうでも無いのが救いかな。


 ただ筋肉質なデブな猪タイプオークは、手にそれぞれ石の武器を手に雄叫びをあげていたから余計に蛮族ぽく見えたが、


『ブォオオオオオオ!』


オークリーダーが号令を掛ける。


『『『『『ブォオオオオオオ!』』』』』


オーク山賊達が崖をダイブしていく。


ウータン「そのまま墜落死してくれたら楽なのに~」


「「ああ~。私も思った」」








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