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睦宮先生のお願い




 時間になると学校から一斉メールが届いた。


普通に夏休みが迎えられる学生から、今日は帰っていいらしいく、補習がある生徒以外はさっさと帰宅するようだ。


そんな最中、学級委員の秋好友美と一緒に職員室に向かう栗栖、


夢も希望も無いが、生徒に先生が何かを頼むのだ。何かあるのだろうか?。


友美「失礼します。睦宮先生いますか~」


 閑散とした空気、雑然とした先生達の空間職員室は、学生には来づらい場所の一つである。


一番はプールの裏の雑木林、カラスが巣をつくってるため、近寄るのは危険だからね。


それに次ぐのが職員室になるかな‥‥‥


「おっ、睦宮先生か‥‥‥‥確か、他の先生方と、おっいたいた。睦宮先生!、生徒が来てますよ」


睦宮「おっ、方城、秋好ちょうど良いところに来たな!」


「睦宮先生、彼が噂の‥‥‥‥」


睦宮「はい、うちの子から聞いたので間違いなく、栗栖兄ちゃんだと思います」


栗栖兄ちゃんだと?、その呼び方するのは保育園の子供位である。


改めて睦宮先生方を見て気付いた。


栗栖「保育園の‥‥‥‥」


「いやいや呼び出して悪いね~、夏休みになると子供と一緒に居られる時間があるんだが、どうしてもねオヤツとか」


 先生方の呟きにピーンと来たぞ、


栗栖はバイトで子供の面倒を見てたりする。


それはオヤツの調理も任される事が多く、専門ではないから手作りになるが、子供達に好評であった。


栗栖「ニンジンのサーダアンダギー、カボチャの茶巾、薩摩芋とピーマンの蒸し饅頭とな?」


「「「「「そうそれだ!」」」」」


確か、あの三つは子供達と一緒に作ったお菓子である。


サーダアンダギーだけは揚げるので、保育園にいる調理免許持ちの先生が揚げたが、楽しそうにしてたの思い出した。


栗栖「動画は保育園から貰ってましたよね~、すると僕はレシピをメールすれば良いですか?」


睦宮「助かる」


 料理ベタと噂のある担任が、不敵に笑ったのだ。


うん、意味が分からんな‥‥‥‥。


「いや~助かるよ。うちの子が楽しそうにニンジンを食べた話をされたとき、非常にビックリしたもんだ」


 と、男性教諭から感謝の言葉を頂いた。


「そうね~、うちの子なんて薩摩芋とピーマンの蒸し饅頭食べてから、ピーマン食べれるようになったし、ありがとうね♪」


 と、他のクラス担任の先生かな?、まだ顔が一致しない先生方は多いが、保育園で顔合わせはするので、顔見知りではあるかな?。


 何処の家庭も、子供について悩むのは同じらしい。


栗栖はリアルよりも、エンドアースに悩んでるが‥‥‥‥‥


因幡の白兎こと心愛ココナにね。

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