表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
403/1032

閑話・とある少女の『ダンジョン』




受付嬢「承知しました。それでは最初のクエストである『チュートリアル』を受けますか」


『初めてのクエストチュートリアル』


yes/NO


(取り合えずやってみましょう)


yesをタップした瞬間。


意識が切り替わり空白の空間に移動していた。







★★★★★★★★





 一通りチュートリアルを行ったことで、イシルの戦闘が通常とは異なることが分かった。


イシル『私の戦闘方法は、‥‥‥‥‥かなり異質でね。職業『アイドル』が関係あるのかしら?』


ちょっとした疑問である。


イシルの戦闘方法は、ユニークスキルとの相性が非常にマッチしていた。


ユニークスキル『魅了』を歌に合わせるだけで、モンスターが混乱、錯乱、眠らせたりと自在に行える事が分かった。


イシル『職業的に。多数の敵の方が相性が良いのよね~、個人戦闘能力が低いのが、ある意味難点ね』


そこは仲間を見付けてくしか、手段は無さそうだ。


イシル『‥‥‥それか、魔物使いとかかしらね?、魔物やモンスターはいくらでもいるし。それに類似する職業に就くしかないかしら~』


案外悪くない選択である。


イシル『受付嬢の話だと初心者ダンジョンに潜れるようだし、冒険者を雇えるようですし。一度ダンジョンに潜ってみてから考えましょう!』


 ゲーム初心者のイシルは、実に気楽そうな笑みを浮かべていた。


受付で課金したイシルは、ランクC冒険者パーティを雇う事にした。


意気揚々と初のダンジョンに出掛けて行った。




それからリアル時間で6時間、


エンドアースでは一日の時間である。




 ワールドアナウンスが流れた。


『ログイン初日に。レベル20に達したプレイヤーに、姫の称号を与えました』






リッチ『へえ~凄いね。まだ始まったばかりなのにね』


 そう呟いたリッチこそレベル12になっていた。


リッチ『もう少しでお前も進化出来そうだね』


魔狼シーバス「わふ!」


主であるリッチに誉められて、とても嬉しそうに尾っぽを振るうシーバス、


同じ従魔でありたまたまシーバスの後ろを歩いていた。山猫カルカルの顔に当たり、


非常に迷惑そうな顔をしていた。


山猫カルカル「‥‥‥‥‥‥‥‥」


リッチ『さあ~みんな!、行くよ』


 バンパイアハーフの陽気な青年リッチと。


人魚の歌姫イシルが出会うまで、まだもう少しの時間が必要なようだ。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ