まだ終わっていなかった『命名クエスト』
因幡の白兎「パパ~、まだ一つだけだから無理だよ~」
クリス「‥‥‥‥‥ん?」
『命名クエスト2』
報酬
・守護神のレベル1UP
・うさぎのバンクル
クリス「うわぁ~。マジか‥‥‥」
まさかのチェーンクエストとは、クランクエストだからといって舐めていたかも。
因幡の白兎「パパ~、白兎の名前はね~、レベル10に上がるとパパに名前が付けてもらえるよ~なの!」
へえ~そうなのか、ならチェーンクエストも10まであるんだろうか?。
因幡の白兎「パパ~、頑張るなの!」
クリス「はあ~。そうだな‥‥‥‥‥」
この時クリスはまだ気が付いていなかった。
既にパパと呼ばれても違和感を感じないことに。
因幡の白兎「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ニヤリ」
☆☆☆☆☆☆☆☆
取り合えず、白兎の身に起きた進化のこと『命名クエスト』中の出来事をメールで伝えた。
実際は見てもらわないと。理解して貰えないだろうが、
どうにかレベル10まで上げる事が出来た。
『因幡の白兎』
L10/1000
HP100/100MP
スキル
『みんな大好き!』
※守護神の込めたMP次第でHP回復
『大嫌い!?』
※込めたMP次第で、相手はダメージを与える。
『ハイパースタンプ』
※込めた魔力によって、範囲にいた敵はダメージを受ける。
【守護神の着せ替え機能】
クランハウス開設につき規制が100づつ開放されます。
【現在・開設されたクランハウス二ヶ所】
◆『城塞都市ベルゲン』
◇『王都』
※現在は使えません
クリス「進化して分かりやすくしたのか?、1レベル毎に。HPMP10づつ上がるようだしな」
【レベル10になりました。命名機能を開放します】
クリス「ようやくか‥‥‥‥」
しみじみ呟いたクリスは、何処か遠くを見るような、なんとも言えない無表情で固まっていた。
因幡の白兎「パパ~、白兎ね~。パパに名前付けて欲しいなの!」
クリス「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥そうか」
クリスの受難はまだ終わって無いようだ。
一口に。名前と言われても‥‥‥‥
クリス「白兎は(小悪魔ぽい天真爛漫だしな、パパ言われてたら段々慣れてきたな‥‥‥)」
諸々と思うところはあったが、白兎はあざとく可愛らしい。歳の離れた親戚の子のような身近な親しみやすさがあった。
クリス「心愛」
因幡の白兎「!」
クリス「ココナどうかな?」
コクコク。高速頷きを繰り出して、速攻に気に行ったようだ。
クリス「よろしくなココナ」
因幡の白兎「ハイなの!」
一応、白兎ことココナの名前が決まったので、クランメンバーに一斉メールを送った。