クリスと白兎のクランクエスト
クリスはさっさとカジノから撤退を決めた。
クリス「たまには白兎連れてクエストでも受けるかな‥‥‥」
ゲームの世界で目覚めて一発目に甘えてくる白兎、
何だかんだ言いながらも気の優しいクリスは、気になっていた。
クリス「よしクランハウスに戻ろう」
☆☆☆☆☆☆☆☆
クリスがクランハウスに戻るとちょうどサミエル姐さんが転移の門を使って戻って来たところだ。
サミエル「あらクリス君おはよう」
クリス「おはようサミエル姐さん」
どうやら姐さんは一人のようだ。珍しいな‥‥‥
サミエル「あらうふふ、クリス君、初めて会ったときも私は一人だったわよ」
クリス「あっ、そうでしたね」
見た目幼女に諭される。長身の赤熊族の大剣使い。
端からはどんな目で見られるのやら。ふととりとめもないこと頭の片隅で考えていた。
サミエル「それで、クリス君はどうかしたのかな?」
いつもソロプレイが定番のクリス、この時間は何処かに出ている事が多いのだ。
クリス「ああ~、さっきまでカジノに居たんだけどちょっと白兎がね」
サミエル「あらあらうふふ、大変ね、お父さんは」
揶揄するように何気無く放った一言によって、カーっと顔が熱くなる。
サミエル「あらあらクリス君ってば(可愛いわね~♪)」
クリス「あっ、あやその‥‥‥‥」
言い訳を考えたが、頭が真っ白になってクリスはなにも言えなくなっていた。
☆☆☆☆☆☆☆☆
クランハウスからプライベートアイランドに移動した。
クリス「こっちにも居ないな~、ん~城塞都市の方か?」
しかしこの先、クランハウスが増えていけば、一人と一匹を探すのは大変になるかもな‥‥‥‥‥。
(うんこれは急務かも)
クリス「はあ~念のために姐さん達には、懸念をメールしとこうか」
役に立つかは分からないが、こうした考えは唐突によりもきっちり伝えとく方が、いざって時に慌てなくて済むものだ。
(いまいちシークレットレアの相棒が良く分かってないからな)
クリス「そう言えば、最近相棒図鑑見てなかったな~」
一度気になると。ついつい余計なことに気が回る。
相棒タブレットを取り出して、相棒図鑑アプリにタップした。
【相棒図鑑】
ノーマル相棒『143/200』
レア相棒×99
『61/99』
SR相棒×20
『幻』
『玄武☆』『白虎☆』『朱雀』『青龍☆』『麒麟☆』『白狐☆』『ユニコーン☆』『白龍☆』『火龍』『黒龍』『黄龍』『鼠仙人』『牛鬼☆』『馬鬼☆』『猫仙人』『雀仙』『犬神☆』『白猿神』『九尾』
『10/20』
シークレット『1/12』
『因幡の白兎☆』
『海神の13王女』
『堕天使』
『戦乙女(ヴァリアス』
『大地の獣』
『大精霊炎の鳥』
『魔海獣』
『武神の影』
『太陽の鳥』
『神外鏡』
『七星』
『天岩戸』