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7月22日・イベント10日目



 火曜日は土用の丑の日である。


近年鰻は高価だ。でも庶民としては美味しい物が食べたい所だね。


僕は散歩後に何気なくチラシを片付けていると。


近所のスーパーで今日。初カツオ祭りを開催するようだ。


母さん「あら良いわね、意外に安くて」


ベッキー「あっ、お母さん私はカツオの漬け丼が食べたい!」


母さん「良いわね♪」


母さんが急に張り切りだした。


どうやら今日はカツオ尽くしになる予感だ。






☆☆☆☆☆☆☆☆





 じわりじわり汗ばむ陽気、日射しも強くなってきた今日この頃。


後2日行けば夏休みになる。


栗栖「進学校は一年の夏休みでも大変なんだけどね」


せめてゲームの世界だけでも自由な時間があるのが実に有り難いことだ。


「わふ♪」


ラブリンが出迎えにリビングから。頭だけだして寝そべっていた。


栗栖「暑いな‥‥‥‥」


リビングに入ると扇風機の温い風に煽られ顔をしかめた。


母さんは買い物に出たのかエアコンが止められていた。


慌てて窓を開けて台所の小窓も開ける。


栗栖「母さんも弱冷くらい付ければ良いのに」


台所に入り保冷庫からひんやりシートを出して。


ラブリンの側に敷いてやる。


「わふわふ♪」


ラブリンはいそいそとひんやりシートの上に乗って伏せた。


「‥‥‥‥わふ」


なんだかホッとしたような顔をしてる気がした。


栗栖「エンドアースで覚えたスキル『従魔の心』があればラブリンの気持ちも分かるのかな」


【ラブリンは氷が食べたいと思った】


栗栖「ん?」


今、変な感じがしたな‥‥、


熱中症かな?


栗栖「ラブリン氷食べるか?」


「わふ♪」


多少なり元気な返事を返してきた。







━━━━━━━━




 エンドアースにログインした。


因幡の白兎「パパ~寂しかったなの~」


目覚めたクリスにいきなり体当たり気味に抱き着いてきた白兎。


頭をグリグリして甘えてくるのは可愛いのだが、


因幡の白兎「むう‥‥‥嫌なの!、パパは白兎のパパなの~」


 ややむくれながらも激しい自己主張は止めない白兎に、さしものクリスも段々と面倒になってきて小さく嘆息していた。


因幡の白兎「パパ!、白兎は良い子なの、撫でるなの」


クリス「はいはい」


 何となく言いたいことは分かったのでさらさらの白い髪を優しくなでなでしてやると。


因幡の白兎「パパ!、白兎は良い子でお留守番するなの、ミズリー行くなの」


ミズリー「うにゃ~‥‥‥‥‥」


 宝石獣ミズリーはまるでえ~、ショックを受けた顔をしていた。


(まあ~‥ミズリーには悪いが)


正直助かるクリスであった。






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