ビックボアの革鎧
やや疲れた気持ちを引き摺りながら帰宅した。母の役員は回避出来たようでご機嫌である。
母フリージア・クリシア・バノン・方城。
見た目は２０代半ば、ブロンド美女である。んでもって内緒な話なのですが……。
由緒正しき日本で言う華族、まあ～所謂マフィアのご令嬢みたいな奴だな。因みにじいさんは既に引退してるから、マフィアの頭は伯父さんが継いでるらしい。
一度会ったけど。陽気な伯父さんだったとコメントしとくわ。
明日の支度済ませて、勉強をしてから。夕飯前までの僅な時間。エンドアースで遊ぼうとログインした。
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「何時もの天井だ」
うにゃ～ん、ゴロゴロいいながら。ミズリーがじっと此方を見てきた。
「お前は可愛いな」
うにゃ～ん♪、誇らしそうに胸を張り、クネクネ尻尾で腕を擽られた。
「遊ぶぞ」
うにゃ～ん♪、キラキラした宝石の目を煌めかせ嬉しそうに鳴いていた。
ミズリーに風の腕輪になってもらい。メールチェックしていると。
「おっサミエル姐さんからのメールか」
幼女サミエル『ビックボアの革鎧が出来たわよ～』
ようやくビックボアの革鎧が出来たらしい。これで最低限の武器と防具が揃った訳だな。後は少しずつ武器防具の交換作業と未開クエスト探しだな。
多分。アルガンじいさんとマレンダさん関連は未開クエストのようだし。此れからも絡んで行こうかな。
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サミエル姐さんの露店に行く前に。マレンダ雑貨店に寄って行く、
「おはようクリス、明日にでもまた配達頼みたいんだがいいかい」
「構いませんよマレンダさん、それはそうと」
岩クロチを取り出して、マレンダさんに渡した。
「あらあらまあまあ～♪岩クロチじゃないの」
『岩クロチを釣れ・済』
ＢＰ２０
「なかなかやるじゃないか、あっそうだ！？。なかなか魚が釣れるんならさ。料理ギルドに売ってあげたらどうだい」
『シティクエスト料理ギルドを訪れよ』
おっまたチェーンぽいな。まあ～場所は近場だから、サミエル姐さんの露店に寄った後だな。
「料理ギルドなんてあるんだね」
「そうなのさ、料理人はみな、料理ギルドに入っているよ。普通の人は知らないだろうがね」
へぇ～ってことは。料理クランとかあるけどあれはギルドとは別物か、
お礼を言って、サミエル姐さんの露店に向かった。
