Cランクレアモンスター
『2』
『1』
『ファイ!』
対面にモンスタが現れた?
クリス「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
思わず眉を潜め首を何度か振るクリス。
それもそうだろうクリスの対戦相手である『海猫』は、クリスを前にして震えていた。
何せ海猫とは子供のモンスターのことだったのだ。
クリス「‥‥‥‥これはちょっと戦えないよな~」
円らな瞳が涙目で、プルプル震えていた子猫とバトルって‥‥‥
これを倒したら、人としてどうなんだとか思いながら、魔鉱のバスターソード+40
(耐久値98最大値100)
を仕舞う
海猫「‥‥‥‥?」
涙目の海猫はちょっと驚いた顔をした。
クリス「はあ~、しょうがないよな毛並みは悪いし痩せてるしさ」
なんだか言い訳気味であるが、ステータスを開いた。なんの因果かモンスターフードも買っていたし。
適当な葉っぱにモンスターフードを乗せて海猫の前に置いた。
海猫「‥‥‥!」
餌の臭いに気付いたか尻尾がピンと立った。
クリスは餌から少し離れて。自己満足だがと呟きながら、制限時間まで過ごすことにした。
恐る。恐る海猫はモンスターフードに近寄りチラチラクリスを気にしながら、餌を一口。
目を真ん丸にしたかと思えば、
海猫「うにゃんにゃ、うにゃんにゃ♪♪♪」
なんか言いながら餌にがっついてる子猫。
よっぽど腹が減っていたようだ。
(モンスターにも子供の時期はあるのかな?)
ゲームには要らない要素である。
クリス「残り時間は‥‥‥」
左端にバトルの制限時間が表示されていた。
一バトル三分なのか、ランクによって変わるかは分からないが
海猫「うにゃ~ん」
クリス「おっ、どうした?」
海猫「うにゃにゃお~ん」
海猫は、一声鳴くと再び餌を食べに戻った。
☆☆☆☆☆☆☆☆
『ドロー』
制限時間が過ぎたので、バトルは引き分けとなった。
クリス「またな」
海猫「にゃう」
最初のバトルは変な結果になったな、再び空白の空間に転送された。
クリス「戻ったようだな、もう一度バトルを試してみるか」
『勝者クリス!!』
初回勝利報酬
・銅チップ100
・裏カジノパス
※西城の裏カジノ、相棒の島裏カジノに入れるパス
クリス「おっ、カジノ探しに行くか」
相棒の島もちょっと飽き気味だ。
運営側もプレイヤーの気持ちを考えてのコロシアムなり、カジノなんだろうな。
色々気にはなったがクリスはリゾート集落に戻る事にした。