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入学式



 4月5日





ついに来てしまった………




 真新しいブレザー、真っ白いシャツ、ズボンはハーフパンツゆったりしたズボンだ。首にするのがネクタイ。学年毎に色が異なる。今年は赤だ。赤。黄。緑。(オシイ)らしい。



 二年が緑。三年が黄になるわけだ。今日は珍しく母さんが休みをとっての入学式だ。小学生以来かな?。何にせよ大人の事情。要するに委員会の押し付けが始まるからと。朝から気合い一杯である。



━━何をやらかすんだ?



 かなり心配になるが。思い出すのは……、中学の入学式。あのときは親父だったのだが……、


いきなり役員やってたのは知ってた、果たしてどうして役員やることになったのかは知らない。今回はどうなることやら………





 やたらと気合いの入った父兄を他所に。入学式はこれといった事もなく終わった。クラス分けは試験の成績上位35位までがAクラス。別名高屋敷学園の特Aと言えば、有名大学入学率70%とか言われる進学クラスだ。残り30%は留学生が占めている。



あっ因みに僕はCクラス。順位的に真ん中辺りかな。最下位がGクラス。二年の学年末次第では退学になるクラスで、別名崖っぷちのGと言われている。



因みに高屋敷学園の偏差値は高い。

めちゃ高い。




他の学校ならGでもわりと上位なので悪しからず。



僕は将来地方公務員か、これから次第だけど英語、スペイン語が日常会話程度なら出来るので。高校からは中国語を学ぶ予定だ。




 Cクラスに入ると空気はわりと明るい。


他の学校は知らないが、高屋敷学園は基本テストの順位が物を言う場所である。競い会う意識は高いが、足の引っ張りあいや苛めは結果的に学園のルールによって苦しい思いをする事になる。




「睦宮南都子、君達の担任になる。担当は英語、クラブで中国語とプログラムを教えている。気になったものは、午後のクラブ説明会の後決めるがいい」




 担当の睦宮先生は黒板に。今日の予定を書いてからタブレットを配る。


「今配ったタブレットはお前たちの私物になる。基本のアプリは個人情報を打ち込んだ後。学ぶ教科を各自が両親と相談の後。購入するように」


 高屋敷学園の就学方法は、タブレットが大切になる。そして選ぶ学科によって代わる。




 まずクラス毎にあるチャットにログインして、挨拶を交わす。


「挨拶も終わったようだな。時間までチャットルームで話でもして仲良くなるといいぞ」



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