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遠くない夏休み



 本家に寄って、無事に挨拶を済ませた。


ベッキーも僕もお爺ちゃんからお小遣いを貰えたよ。


あっ、バイト代もね。こっちは貯金かな、原付き位は取っとこうか、実に悩ましい気分になった。






☆☆☆☆☆☆☆☆





 目的の業務用スーパーでお買い物したら、何故かTVの取材を受けた。


大量のお買い物する家族として‥‥‥


母と妹は美人過ぎる親子として、


父さんは野獣扱いだった。


僕?、僕はおまけでしたが何か、


綺麗な母と、可愛い妹がいるとね‥‥‥、



はあ~。




ようやく帰宅したのは、間もなく夕方になる時間である。


本当は、エンドアースで遊んでた予定だったんだけど‥‥‥。


取材を受けたためこの時間になった。ちょっと時間が掛かってしまったのは残念だった。


し・か・も夜は夜で、家の夕食も取材するらしく、


今日は諦めるしか無かったよ‥‥‥とほほ。






━━━━━━━━




 学校から帰宅した。今週の木曜から夏休みである。


予習復習を済ませ、下に降りると、ラブリンが顔を上げて、クンクン鳴いていた。


構って欲しいようだ。


栗栖「ラブリン、ブラシ持ってきて」


「わふ♪」


嬉しそうに返事するラブリンの後ろ姿を見送りながら、抜け毛が落ちないようごみ袋を持ってきて、新聞紙の下にひいた。


ラブリン愛用のタオルを新聞紙の上に置くと、ラブリンがちょうど戻ってきた。ブラシを喰わえてね。


「わふわふ♪」


慣れた様子で、新聞紙の上に伏せて、タオルの上に頭を乗せたラブリン、


栗栖はブラシで毛をすいてやる。


「‥‥‥‥ゎふ」


段々気持ちよくなってきたのか、恍惚の顔をしていた。


 微かに寝息が聞こえてきた。お腹や足回りも済ませてから、抜け毛をまとめてレジ袋に入れた。


栗栖「これも残り少ないから、次からは買ってきたの使わないとね」


 コロコロで、服や床にある抜け毛を取ってく。


栗栖「こんなもんかな」


 ラブリンの頭を撫でてから、部屋に戻った。





━━━━━━━━




 エンドアースにログインしました。


見慣れた天井‥‥‥‥


クリス「マジか‥‥‥」


ミズリー「うにゃ~ん‥‥‥」


 宝石獣ミズリーが、情けなさそうな顔をしていた。


因幡の白兎が、僕のベットで寝ていた。ミズリーを抱き締めて、


クリス「そう言えば、白兎の部屋を決めてなかったな‥‥‥」


 すっかり忘れていたし。エンドアース時間で、5日振りである。


クリス「パパはあれだが、可愛そうなことしたかな」


 クリスの使っている枕に顔を埋めて寝てる因幡の白兎の頭を、優しく撫でてやることにした。


因幡の白兎「‥‥‥‥‥パパ」


クリス「‥‥‥‥パパじゃない」


 力なく呟いたクリスだった。





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