表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
372/1032

閑話・初めての冒険者ギルド




 どこの国だろうが、中世の時代、町は汚いと聞いていた。トイレの汚物は窓から棄てるのが一般的で、不衛生で、手を洗うことも少なかったようだ。


リッチ『うわぁ~。規制入れずにゲーム始めたけど‥‥‥、汚物が捨ててあるよ~。臭いはあんまり感じないけど、あんまりいい気はしないね』


 エンドアース海外盤から、16禁を解除するかしないかが選べるのだ。ボーリッチはしないを選んでしまい。盛大に失敗した気分であった。


リッチ『これ、下手な小説よりもきついや』


当時の貧しさと、清潔に対する認識の酷さを目の当たりにしていた。


リッチ『‥‥‥妙な拘りが強いや、ある意味日本人だよね~』


 そっとため息を吐いていた。


ただボーリッチの住んでいる地域も、とても綺麗だとは言えないが。


郊外に住んでると、ゴミとしてトラクターやら。トラックやら、中古のバスが放置されてたりするが現実だ。ある意味あまり人間って言うのは変わらない物かも知れないな。


(子供の頃は‥‥‥)


そうしたバスが秘密基地になってたりしたが、今となってはいい思い出だ。



 下町の通りに出た。


ゲームの中のリッチの住まいは、下町でも比較的安全だと知られてる地域であった。主に職人やその家族が住んでいるようで。近所の付き合いもあった。


NPCおばちゃん「リッチおはよう、今日からかい、頑張りなよ」


リッチ『あっ、はい、ありがとう』


リッチのゲーム設定は、昨年母が死んだと言う。何とも言えない物だった。






☆☆☆☆☆☆☆☆





『下町の冒険者ギルド』



王都の冒険者ギルドは三つある。下町と商人町、郊外の西町の三つである。


下町のギルドは、主に見習未満の低ランク冒険者が、多く、Dランクに上がると、西町に移転するようだ。


始まりのダンジョンは、下町冒険者ギルドからしか行けないようだが、


受付嬢「ようこそ冒険者ギルドへ、登録ですか、依頼ですか?」


リッチ『登録をお願いします』


受付嬢「承りました」




『チュートリアル、【討伐依頼ラトトの尻尾を三つ集めよ】報酬60ゴールド』


いきなり白い空間に飛ばされては、ボーリッチも戸惑いが隠せず、固まっていた。


インフォメーションが流れた。


(いきなりで驚いたけど、チュートリアルだったのか)


リッチ『シーバス、カルカル』


魔狼「‥‥‥‥」


山猫「ウニャ~オン」


 二匹の獣魔に声を掛ける。自身は鉄鞭を構えて、身構えた。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ